40代になると髪質が変化したり、ボリュームが出なくなったりとヘアケアの悩みが増えます。髪のコンディションには、実は愛情ホルモン「オキシトシン」が深く関係しているとか！ 育毛プロデューサーの久田篤さんに伺いました。

イライラを手放せば元気な髪が生えてくる

女性の薄毛は加齢、ホルモンバランスの乱れ、栄養の偏りなどによって起こります。でも、実は大きな要因となるのがメンタルです。

「イライラすると毛細血管が収縮し、頭皮の血流が悪くなります。すると髪が完全に成長しないまま抜け落ちたり、１本１本が細くなったりしてボリュームダウンします」と、育毛プロデューサーの久田 篤さん。

人間の皮膚と脳は、「皮脳同根（ひのうどうこん）」といわれるほど密接につながっています。脳が受けた刺激が頭皮に影響を与え、強いストレスを受けると髪は抜けやすくなるそう。反対に、イライラが消えれば薄毛は改善します。

「イライラを鎮めてくれるのは、愛情ホルモンと呼ばれる『オキシトシン』。オキシトシンは肌に触れて心が落ち着くことで分泌されるので、耳を手で温めるだけでも脳がリラックス。脳の緊張がゆるむと頭皮の血流も良くなり、フサフサの黒髪がよみがえりますよ」

仕事や家事の合間の耳タッチで、イライラも薄毛も解決しましょう！

「ホッと耳タッチ」のやり方

両耳を手で覆い、温める。秒数や回数は気にしなくてOK。心がホッとするのを感じながら行えばオキシトシンが分泌し、リラックス＆育毛に。気持ちも落ち着くでしょう。

愛情ホルモン「オキシトシン」で髪が復活

愛情ホルモン「オキシトシン」には、副交感神経を優位にする効果があります。脳がリラックスすると頭皮に栄養を送る血管の流れがスムーズになり、元気な髪が生えてきます。

育毛ニュース

日々、研究が進む育毛。注目の育毛法をご紹介します！

“プチ断食”で美髪が復活

髪を作るのに必要な「幹細胞」は、胃腸を休ませることで増やせます。週末は1日1食にする“プチ断食”で、体の中から髪の若返りを図りましょう！

腹式呼吸で育毛に効果が!?

腹式呼吸で体内に酸素を行き渡らせると、自律神経のバランスが整って血流がアップ。頭皮に血液、酸素、栄養が送られ、健康な髪が生えやすい状態に。

モデル／西秋愛菜
（からだにいいこと2022年10月号より）