「お肌のNG習慣」CHECK!
簡単だし、何となく肌に良さそうと続けているスキンケアには、意外な落とし穴が。シミ、しわ、たるみなどのトラブルが現れ始めるお年頃の肌には、正しいお手入れ習慣が必須です。NG習慣をチェックして、正しいスキンケア法を取り入れましょう!
目次
肌に良いからオーガニックコスメを選ぶ
オーガニックは必ずしも肌に良いわけではなく、植物エキスの中には質が不安定なものも。肌が敏感な40代におすすめは、基本的な成分しか入っていないプチプラ・コスメ。低刺激で安心です。
化粧水が浸透してから乳液や美容液をつける
化粧水をつけて時間を置くと、水分が蒸発する間に内部の水分まで奪って水分不足に。化粧水をつけたら乾燥する前に、すぐに乳液や美容液をつけて蓋をして、水分や美容成分を閉じ込めましょう。
オールインワン化粧品に頼りっきり
肌質には個人差があるので、オールインワン化粧品は万能ではありません。乾燥している部分には保湿アイテムをプラスするなど、自分の肌に合わせて調整を。化粧品選びは、今の自分の肌に何が足りないかを考えることが大切!
大人ニキビができやすいので若者用のニキビコスメを使う
大人ニキビのケアに、若者のニキビ肌用コスメを選ぶのはNG。思春期ニキビは過剰な皮脂分泌が主な原因。一方、大人ニキビは肌の水分不足やホルモンの乱れなどによって起こるもの。改善に効く成分が違うため、さらなる肌トラブルを招く危険も。
クレンジングオイルは洗浄力が強いからW洗顔はしない
メイクは落ちても、肌にはクレンジング剤のオイルが残ります。洗顔料できれいに洗い流さないと酸化したり、ゴミやほこりが付いて肌を刺激。炎症やシミ、くすみの原因に。
朝と夜、同じ美容液をつけている
配合成分によっては、朝と夜で美容液を変えたほうがいい場合も。例えば、レチノール配合の美容液は夜つけると肌代謝を活発にしますが、日中は紫外線に反応し、炎症を起こすことも。朝は化粧ノリをよくする毛穴ケア用美容液がおすすめ。
定期的なコスメ断食で肌を甘やかさない
水分と油分を断つコスメ断食はもともと、肌トラブルが治まるまでの方法として皮膚科医が患者さんにすすめたもの。医師に相談するほどのトラブルがない場合は、逆効果。肌代謝が低下傾向にある40代には、リスクが大きい。
日焼け止めは肌を荒らしがちなのでつけない
敏感肌はバリア機能が低く、炎症を起こしやすい状態なので、紫外線を浴び続けると、さらに荒れることに。敏感肌でも使える製品選びや皮膚科医に相談するなど対策を立てて。
たるみケア用の美容液を顔じゅうに使っている
顔の上下でたるみの原因が違うため、美容液は使い分けが必要。額や目尻のしわなど上部のたるみは、筋肉の硬直が原因なので、ゆるめる美容液を。ほうれい線など下部は筋肉のゆるみが原因のため、引き締める美容液が適しています。
美顔ローラーでケアすれば老けないはず
こすりすぎは、肌にとって大きなダメージ。過剰なマッサージは肌に熱を持たせ、老化を促進します。美顔ローラーも過度な摩擦になりがちなので気をつけて。手で肌を押さえて揺らす程度が適度です。
コスメの効果がすぐに感じられないと、即買い替え
肌が生まれ変わるターンオーバーの期間は40代では1ヵ月半ほど。コスメの効果はこの期間を経て現れるので、この期間は使い続けて効果を見極めて。ただし肌が赤くなったり、肌荒れを起した場合はすぐに使用を中止して。あなたのお肌習慣は大丈夫でしたか? 加齢とともにお肌も変わるので、やさしく適切なケアをして美肌をキープしましょうね!
イラスト/大庭茜
(からだにいいこと2015年11月号より)
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