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【暮らし】念願の日帰り手術で、長年悩まされた「痔」と決別!

次男を出産後、痔に悩まされることになりました。そこから始まった排便地獄。20年以上、悩まされた痔と排便の苦しみと、するっとすっきりになった最新の状況をお話します。どなたかの参考になれば幸いです。

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ある日突然、大量出血の恐怖

お腹をおさえる女性

平成6年に次男を出産しました。そのとき、長男は1歳8ヵ月。後追いが始まり、トイレにもゆっくり座れず、絶好の排便タイムを逃すことは日常茶飯事でした(泣)。

そんなある日、突然の便秘に。授乳中なのに、水分をあまり摂らなかったせいでしょうか。

今までに経験をしたことのないお尻の痛み。ようやく便が出た! と立ち上がると、便器の中が真っ赤な水…これって? 軽くめまいが起きました。

ピンポン玉大の異物がお尻に⁉ それは、いきみすぎて飛び出した内痔核だったのです。その後、数日は気にしていたものの、時間が経つと元に戻っていったので、そのままにしていました。

しかし、日に日に排便がつらくなり、意を決して肛門科の門を叩きました。

診断結果は「切れ痔」。塗り薬をもらって帰りました。排便時、どれほどつらいかわかってはもらえませんでした。

しかし、私の居住地近辺には肛門科が少なく、数年間は市販薬、漢方薬、痔にいいと言われるものにはすべてというくらい、手を出しました。体もまだ若かったのか、痔になる→治まるの繰り返しでした。

そんな状況をなんとか切り抜けて、仕事に復帰できるまでになりました。

ついに、日帰り手術を決意

病院イメージ

そんなある日、再びひどい便秘になったのです。

当時働いていた職場での夜勤中、腹痛を起こしました。夜勤は1人で9名のお世話をします。15分ほどトイレから出られず、脂汗を描く始末。その間、仕事のトラブルが何事もなかったのは不幸中の幸いでした。

翌日、肛門がものすごく痛くて、しかも出た便は小指くらいの細さ。切れ痔を繰り返したことで起きた「肛門狭窄」でした。

傷が痛いので排便が怖くなり、便意を我慢する癖もついてしまいました。

その頃は、第3子である長女が中学3年生。受験生です。娘の受験までには、このお尻と便秘から解放されたいと、日帰り手術をしてくれる病院を探しました。

調べると、東京には日帰り手術をしてくれる病院がいろいろあるようです。最初に行った病院では「こんな遠くまで来ないで、近くで探しなさい」と言われ、次のところでは日帰りを謳っていたのに「2ヵ月は入院ですね、大きい手術になりますよ」と言われ、ガッカリしてしまいました。

3番目に行った病院はカウンセリングをしっかりしてくださって「もうつらくて仕方ない、排便もできない」「とにかく手術してほしい」と伝えました。しっかり診察して頂き、現在の状況、手術内容、それまで気を付けることなど、看護師さんを含め、丁寧に話してくださいました。

肝心の日帰り手術ができるか確認すると「手術翌日、その後、1ヵ月は週1回、2ヵ月後からは隔週で受診すること」が条件と言われ、「もちろん来ます!」と約束し、2週間後手術をすることになりました。

手術を終え、まるで生まれ変わったように

快調な女性

手術の怖さよりも、「このつらさが解消されるかも」という嬉しさのほうが勝って、ようやくこの日が来た! と思いました。

手術後は近くのホテルに1泊しました。多少痛みましたが、薬も飲んで翌朝診察に行き、ほっとした気持ちで家路に着きました。

「とにかく便秘と下痢はダメ」と言われ、毎日ドキドキでした。肛門が柔らかくなったことで太い便が出るようになりました。このときの感動は今でも忘れられません。

4ヵ月ほど通院し、医師から「これからは肛門を大切にしてね。いきまないこと、食事のバランスも考えて」と指導を受けました。長かった治療も終了。まるで生まれ変わったようにすがすがしく、手術を選んだことに間違いはなかったと思いました。

ウォシュレットはお尻によくない?

ウォシュレット

快調に過ごしていたある日、歯医者の待合室で、ある女医さんの記事を目にしました。トイレでウォシュレットを使う人に、便秘、痔、出始めの便が硬い、下着に便が付く、1日に数回排便がある等の症状が見られるというのです。私にも思い当たる節がある…。

排便後、排便感があるときはウォシュレットを強めに当てると浣腸効果で残りが出ると聞いたことがあり、時々やっていました。しかし、下着にちょびっと付くんです、うんちゃん(汚くてごめんなさい)。年齢的なゆるみなのか、今さら手術の後遺症? などと悩んでいました。物は試し、とウォシュレットをやめてみました。

ウォシュレットをやめて3週間。「あれ? 下着汚れてない」「最初が硬い便、出なくなってる」そうなんです。たった3週間でも効果が出ているのです。

1日3~4回も出ていた便が朝1回になりました。今までいかにお尻をいじめていたのかに気づきました。

自然治癒力を大切に

「これが一番正しい!」と言われていたことも、時代とともに研究が進んで、ひっくり返ることは多いものです。

ウォシュレットが流行ったのも、きれい好きな日本人にとって最高のアイテムだったからだと思います。きれいにしすぎて、自分の体の中の大事な菌も流してしまったとも知らずに。

今回の私の腸活の話は、食べ物や運動など、みなさんが期待したものとはかけ離れていたかもしれません。そこは百も承知で書かせていただきました。

人間には自然治癒力があります。本来なら、腸活をしなくてもしっかり便が出せる体でなければいけないのではないかと思いました。年齢を重ねる中で、いろいろ体に手をかけないといけないとは思いますが、その前に自身の体が持つ力を十分に発揮させることが大切ではないでしょうか?

もちろんサプリやストレッチ、食事について否定をするつもりはありません。

ただ、便秘や下痢でお悩みの方でウォシュレットを愛用している方は、一度試してみてほしいです。最初は慣れなくて「嫌だな」と思うかもしれませんが、少しずつ利用頻度を下げ、徐々に慣らして行くと良いかもしれません。

いろいろな方の腸活も参考にして、あなたに一番合ったものを見つけてくださいね。

*この記事は著者の感想をもとに作成しています。

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