りんご酢ダイエットで痩せた?痩せる飲み方やポイントを紹介
お酢は健康に嬉しい効果が多く、ダイエット効果も期待できます。本記事では、りんご酢ダイエットのやり方やポイントを紹介します。りんご酢ダイエットに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
りんご酢ダイエットとは?
りんご酢は、血糖値の急上昇を防ぐ効果を期待できるため、ダイエットに効果的です。
まずは、りんご酢ダイエットの概要について詳しく見ていきましょう。
りんご酢とは?他のお酢との違い
りんご酢とはその名のとおり、りんごを主原料としたお酢です。
アルコール発酵させたりんご果汁を酢酸発酵させる方法もあれば、りんごをお酢と砂糖に漬けて生成する2種類の方法があります。お酢と砂糖に漬ける方法は、家庭でもつくることが可能です。
家庭で使われるお酢との違いは、原料にあります。一般的なお酢は、穀物や果物を酢酸発酵させて生成する「醸造酢」という調味料です。これらの原料は、穀物か果実に分けられ、りんご酢は果実酢に該当します。
家庭で調味料として使われるお酢は、酸味が強くまろやかな風味が特徴ですが、りんご酢は果実のフルーティーな風味を味わえるのが特徴です。
1日の摂取量の目安
ダイエットや健康目的でりんご酢を摂取する場合は、1日大さじ1〜2杯程度を目安にしましょう。
健康に良い影響を与えてくれるため、「たくさん飲めば飲むほど良い効果を期待できるのでは?」と考えている方もいるでしょう。
しかし、実際にはりんご酢をたくさんとったからといって、ダイエット効果は変わりません。カロリーや糖質は低いものの、過剰に摂取すれば、カロリーや糖質過多につながります。
そのため、1日大さじ1〜2杯を目安に摂取するようにしましょう。
飲むタイミングや飲み方
りんご酢には、血糖値の上昇を緩やかにする作用があります。そのため、食事の前や食事中に飲むのがおすすめです。
原液のままでは刺激が強く、飲みづらいため、水や炭酸水と割ってりんご酢ドリンクにするとよいでしょう。注意点として、りんご酢を食事の前に飲むことで、お酢の唾液分泌促進作用によって食欲が増す可能性があります。さらに空腹の状態でりんご酢を飲むと、胃に負担がかかる可能性もあるため、注意が必要です。
胃への負担を軽減するためにも、牛乳や豆乳と割るのもおすすめです。
りんご酢ダイエットで痩せた人はいつ頃から効果を実感している?
りんご酢ダイエットの効果は、すぐに出るわけではありません。一般的なダイエットと同様に、継続することで徐々に効果が表れます。
個人差がありますが、効果が出るまでには、3ヵ月程度かかると考えておきましょう。
基本的にりんご酢ダイエットでは、過度な食事制限や激しい運動をする必要はありません。食前や食事中にりんご酢を飲むだけで効果を期待できるため、比較的続けやすいダイエット方法です。
焦らずコツコツと続けてみましょう。
りんご酢がダイエットにおすすめの理由
りんご酢がダイエットにおすすめの理由は、下記の通りです。
- 脂肪の蓄積を防ぐ
- 便秘を改善する
- 血糖値の急上昇を防ぐ
- 代謝を向上させる
- むくみを解消する食べ過ぎを抑える
- 血圧の上昇を防ぐ
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
脂肪の蓄積を防ぐ
りんご酢に含まれる酢酸には、脂肪の蓄積を防ぐ効果を期待できます。脂肪合成を抑え、エネルギーの消費割合を増やす効果も期待できるのが特徴です。食前に飲むことで、より効果的に体内で脂肪を燃焼させる効果も期待できます。
また、炭水化物の吸収を遅らせる作用によって、血糖値の安定にも寄与します。食前に飲むだけで脂肪の蓄積を防げるため、積極的に取り入れてみましょう。
便秘を改善する
ダイエットで痩せたいと考えている人の中には、便秘体質の人も多いのではないでしょうか。便秘にはさまざまな原因がありますが、原因のひとつに腸のぜん動運動の低下が挙げられます。
ぜん動運動とは、腸の筋肉が行う収縮運動のことです。このぜん動運動が鈍くなると、消化に時間がかかり、便秘になってしまいます。
りんご酢に含まれる酢酸には、胃腸の動きを活性化させる作用があります。酢酸によって胃腸の動きが活性化されると、スムーズに排便できるようになり、便秘解消を期待できるでしょう。
血糖値の急上昇を防ぐ
りんご酢に含まれる酢酸には、血糖値の急上昇を防ぐ効果も期待できます。
食後に血糖値が急上昇すると「インスリン」という物質が分泌されます。インスリンは、余分な糖質を脂肪にかえる作用があるため、太りやすくなってしまいます。他にも、血糖値が急上昇すると、血管にダメージを与える可能性もあるでしょう。
食前にりんご酢を飲むと、血糖値の上昇が緩やかになり、インスリンの大量分泌を防ぐことが可能です。りんご酢の他にも、野菜から食べ始めるのを意識することで、血糖値の急上昇を防げます。
代謝を向上させる
りんご酢には、クエン酸が豊富に含まれています。クエン酸には、疲労物質を体内で分解し、代謝を促進させる働きがあります。
激しい運動をした後は、体内に乳酸と呼ばれる疲労物質がたまりますが、りんご酢に含まれるクエン酸は、乳酸を分解してくれます。
他にも、クエン酸やお酢などの酸っぱいものには、消化や吸収をサポートしてくれる作用があるため、胃腸の疲れによる不調などにも効果を期待できるでしょう。
むくみを解消する
むくみの解消を期待できるのもりんご酢の特徴です。りんごには、むくみを改善してくれるカリウムが含まれています。カリウムは、体内にため込まれた余計な水分や塩分を体外に排出してくれます。
カリウムは、バナナやアボカド、メロンなどのフルーツにも多く含まれているため、りんご酢と一緒にスムージーにすることで、より高いむくみ解消効果を期待できるでしょう。
食べ過ぎを抑える
りんご酢によって腸内環境が整うと、栄養の吸収率が向上し、食欲が安定しやすくなります。暴食をしたり、間食が止まらなかったりする方は、りんご酢を飲むことで、食べ過ぎを抑えられる可能性があります。
ただし、食欲を抑えたいからといって、りんご酢を大量に摂取するのは控えましょう。あくまでも適正な範囲量にとどめ、バランスの良い食事をとることが大切です。
血圧の上昇を抑える
お酢は、昔から血圧を下げる効果があるとされてきました。近年行われた研究でも、お酢には降圧効果があるという研究結果が出ています。
軽度〜中等度の高血圧患者がお酢を16週間毎日飲用したところ、血圧の低下が見られました。そのため、血圧の上昇を抑えるには、3ヵ月以上、お酢を摂取することで効果を期待できます。
お酢以外にも塩分の多い食事は控え、血圧降下作用のあるカリウムが豊富に含まれた食事をするのが効果的です。カリウムは、野菜や海藻などさまざまな食材に含まれているため、お酢と一緒に摂取してみましょう。
りんご酢ダイエットのポイント
りんご酢ダイエットを正しく行うためのポイントは、下記の通りです。
- 飲み過ぎないよう注意する
- 添加物の入っていないりんご酢を選ぶ
- 継続してりんご酢を摂取する
- 運動や食事制限も一緒に行う
1つずつ解説していきます。
飲み過ぎないよう注意する
ダイエット効果の期待できるりんご酢ですが、飲み過ぎには注意が必要です。酢酸は強酸性であり、飲み過ぎると胃に負担がかかったり、酸によって歯のエナメル質が溶けたりする可能性があります。
そのため、1日大さじ1〜2杯を目安に摂取するよう心がけましょう。食事の前に摂取することで、血糖値の急上昇を防げるため、数回に分けて飲むのがおすすめです。
たくさん飲んだからといって、高い効果を期待できるわけではないことにも留意しておきましょう。
添加物の入っていないりんご酢を選ぶ
りんご酢にはさまざまな種類がありますが、ダイエット目的で飲む場合は、無添加のりんご酢がおすすめです。無添加のりんご酢は、原材料がりんご果汁のみでつくられており、純りんご酢と表記されています。
中には、飲みやすいよう砂糖や果糖ブドウ糖液糖が含まれていたり、りんご果汁以外のものが含まれていたりするものもありますが、ダイエット向きではありません。
もし純りんご酢が飲みにくい場合は、後からはちみつやオリゴ糖を入れるなどして調整するのがおすすめです。
継続してりんご酢を摂取する
りんご酢ダイエットは、継続することが大切です。最低でも3ヵ月程度は続けましょう。先述の通り、個人差がありますが、りんご酢ダイエットの効果は3ヵ月程度で表れ始めます。
もし飲み忘れてしまった場合は、思い出した際に飲みましょう。基本的に1日の摂取量の目安を超えていなければ、いつ飲んでも問題ありません。ただし、酢酸の刺激が胃の負担になる可能性があるため、空腹時はできるだけ避けましょう。
運動や食事制限も一緒に行う
運動や食事制限も一緒に行うと効果的です。りんご酢にはダイエット効果を期待できますが、りんご酢単体では大きな変化は期待できません。ダイエットは、摂取カロリーを消費カロリーよりも少なくすることが重要です。
そのため、りんご酢を飲んでいても、揚げ物をたくさん食べたり、間食をしたりしていては、なかなか痩せられません。
ダイエット効果を得るためにも、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考え、栄養の高い食事を取りましょう。運動に関しても、階段を使ったり、自転車に乗らず歩いたりと、無理のない範囲から行うことをおすすめします。
りんご酢ダイエットに取り入れたいアレンジメニュー
りんご酢は、水や炭酸水で割る以外に料理に取り入れるのもおすすめです。ここからは、手軽に作りやすいりんご酢メニューを紹介します。
ピクルス
1つ目のメニューは、りんご酢を使ったピクルスです。
【材料】
きゅうり…2本
パプリカ(赤と黄)…1/2個ずつ
A |りんご酢…200ml
|砂糖…大さじ1
|塩…小さじ1
|ローリエ…1枚
|黒こしょう(粒)…10粒
【作り方】
(1)野菜はひと口サイズに切る。
(2)鍋にAを入れて煮立たせ、野菜を加えて、1分煮たら火を止める。
(3)保存容器に入れて粗熱をとって冷蔵庫で冷やす。
野菜を切って煮立てた調味液に漬けるだけで完成する簡単なレシピです。りんご酢と野菜を一緒に食べられるため、高い栄養価を期待できます。
ドレッシング
りんごを使ってドレッシングをつくることもできます。
【材料】
にんじん…480g
たまねぎ…1/2個
ミニトマト…適量
A |りんご酢、オリーブオイル、しょうゆ…各150ml
|砂糖…大さじ6
|みりん…大さじ3
|粗挽き黒こしょう…少々
【作り方】
(1)にんじんとたまねぎは適当な大きさに切る。
(2)にんじんをフードプロセッサーにかけて細かくなったら、たまねぎを加えて攪拌する。さらにミニトマトを加えて全体を攪拌する。最後にAを加え、全体を撹拌する。
(3)保存容器に移して冷蔵庫で保管する。
市販のドレッシングには油や添加物が多く含まれていますが、手作りであれば余計なものが入っておらず、安心して食べられます。
りんご酢牛乳
りんご酢と牛乳を組み合わせたドリンクもおすすめです。水や炭酸割りに飽きた場合は、牛乳ドリンクを取り入れてみましょう。
【材料】
りんご酢、はちみつ…各大さじ1
牛乳…150ml
【作り方】
グラスにりんご酢とはちみつを入れて混ぜ、牛乳を加えてよくかき混ぜる
お酢には、タンパク質を固める作用があるため、混ぜるととろみがつきます。牛乳と組み合わせることでまろやかに仕上がるため、お酢特有の刺激が苦手な方でも飲みやすくなるでしょう。
まとめ
りんご酢は、血糖値の急上昇を抑えたり、脂肪の蓄積を防いだりと、ダイエットに嬉しい効果を期待できます。しっかりとダイエット効果を得るには、食前や食事中にりんご酢を摂取し、無理のない範囲で食事制限や運動を行うのがおすすめです。
また、りんご酢は大量に飲んだからといって、ダイエット効果が高まるわけではありません。たくさん飲むと胃の負担になる可能性もあるため、1日大さじ1〜2杯を目安に摂取しましょう。