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井上真央さん

井上真央さん「本当に大事にしたいものはなんですか?」|心のトビラ

映画『サンセット・サンライズ』では震災やコロナ、過疎化などで悩む町で、変化を受け入れ、再生を試みる女性を演じた井上真央さん。地元の方との交流で、食や意識などいろいろ受け取ることができたそうです。

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井上真央さん

井上真央さん
いのうえ・まお
1987年生まれ、神奈川県出身。代表作は『八日目の蝉』(11)、『白ゆき姫殺人事件』(14)、『カツベン』(19)、『一度も撃ってません』(20) 『わたしのお母さん』(23)ほか。

大切なものを維持するには変化を受け入れること

映画『サンセット・サンライズ』の舞台は、東北の南三陸。リモートワークを機に東京から来た会社員・晋作(菅田将暉)に、自宅のはなれを貸したことから、井上真央さん演じる百香の物語が始まります。

大の釣り好きで誰にでも気さくに接する晋作に、百香をはじめ、地元の人々はいぶかしげ。最初はそんな感じだった晋作が、地元に受け入れられたのは、「“好き”が伝わったから」だと井上さんは話します。

「晋作はまっすぐで、当たり前のように気遣いのできる人ですが、なによりこの土地が好きなことが伝わったからですかね。菅田さんにぴったりな役だと思いました」

井上真央さん

おいしそうな南三陸の料理も見どころです。井上さんは、漁師の町に住む百香を演じるにあたり、意識せず台詞が言えるように、あじのたたき作りを猛練習したのだそう。

「普段から料理はしますが、南三陸のみなさんがよく作る地元の料理はひと通り練習しました」

菅田さんも井上さん同様、釣りや魚をさばく練習をされていたそうです。

「菅田さんは何でもできてしまう人。ふと気づくと、釣り竿の扱い方もプロみたいにうまくなっていて。努力しているところを人には決して見せないんですけどね」

何でもできてしまう菅田さんを井上さんは、名前をもじって“スター将暉”と呼んでいたとか。そしてそんな菅田さんは、井上さんを「お芝居だけではない“現場力”みたいなものがすごくある方で、撮影現場を明るくもしてくれるし、締めてもくれるし、ストーリーを引っ張ってもくれる」人だと語っていました。井上さんはこの作品を“再生の物語”だと言います。

「百香は、町が変わっていく様子をずっと見てきた人。そのなかで気づいたのは、きれいだと感じるものや、大切にしたいものは変わらないという想い。だから百香は、晋作と空き家問題に取り組むなかで、変化を受け入れようと思えたのでしょうね。大切なのは、ただ変化を受け入れるのではなく、本当に大事にしたいものはなにかを知ること。完成した作品を観て、そんなふうに思いました」

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発売中の雑誌『からだにいいこと』2月号では、井上さんのインタビューを掲載しています。Web版とは異なる写真や、井上さんが体のために日々行っていることも掲載。あわせてお楽しみください。

井上真央さん

【INFO】映画『サンセット・サンライズ』

1月17日(金)より全国ロードショー

映画「サンセット・サンライズ」
Ⓒ楡周平/講談社 Ⓒ 2024「サンセット・サンライズ」製作委員会

リモートワークを機に、三陸の4LDK家賃6万円の神物件に東京から“お試し移住”した釣り好きの晋作(菅田将暉)と、地元の人々との交流を描くヒューマンコメディー。

【出演】菅田将暉、井上真央、中村雅俊 ほか
【脚本】宮藤官九郎 【監督】岸 善幸 
【原作】楡 周平『サンセット・サンライズ』(講談社文庫)
【配給】ワーナー・ブラザース映画

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撮影/平林直己 取材・文/関口裕子 スタイリスト/皆川bon美絵 ヘアメイク/秋鹿裕子(W)
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