アサイーボウルは太る?ダイエットや美容効果なども詳しく紹介
最近SNSで話題を集めているアサイーボウルですが、「ダイエット中に食べたら太る?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。本記事では、アサイーボウルのダイエットや美容効果を紹介します。
目次
アサイーボウルとは?
アサイーボウルとは、スーパーフードと呼ばれる「アサイー」に、フルーツやグラノーラをトッピングしたスイーツです。さまざまな美容効果を期待できることもあり、世界中のセレブやモデルからも注目を集めています。
まずは、アサイーボウルのカロリーや糖質を見ていきましょう。
カロリー
アサイーボウルのカロリーは、トッピングによって大きく左右されます。アサイーのカロリーは、100gあたり約61kcalと低カロリーです。しかし、トッピングするフルーツやグラノーラによってカロリーが大きく異なります。
バナナ(1本90g) | 84kcal |
マンゴー(100g) | 68kcal |
パイナップル(100g) | 54kcal |
いちご(100g) | 31kcal |
バナナ1本あたりのカロリーは84kcalですが、いちごは31kcalと低くなっています。フルーツ以外にも、ピーナッツバターやヌテラなどさまざまなトッピングがあります。
低カロリーなアサイーボウルにしたい方は、カロリーの低いフルーツをメインにトッピングするのがおすすめです。
糖質
アサイーの糖質は、100gあたり約0.2g程度とされています。比較的糖質が低い傾向にあるため、ダイエットに向いているといえます。
ただし、以下の表のように、トッピングのバナナやマンゴーなどは糖質が高い傾向にあるため、注意が必要です。
バナナ(1本90g) | 19.26g |
マンゴー(100g) | 15.6g |
パイナップル(100g) | 12.5g |
いちご(100g) | 7.1g |
また、はちみつは大さじ1杯だけでも17.2gの糖質が含まれているため、トッピングの際はかけすぎないよう注意が必要です。
ダイエット中はカロリーと同様に、糖質にも気をつけてアサイーボウルを食べましょう。
スーパーフードと呼ばれるアサイーのダイエット・美容効果
アサイーボウルに使われる「アサイー」は、スーパーフードと呼ばれています。アサイーには、下記のようなダイエット・美容効果を期待できます。
- 脂肪燃焼の促進
- 内臓脂肪の蓄積を防ぐ
- 便秘解消
- 貧血予防
- 生活習慣病の予防
- 老化防止
それぞれの効果を詳しく解説します。
脂肪燃焼の促進
アサイーは、脂肪燃焼の促進を期待できます。アサイーには「アントシアニン」と呼ばれる栄養素が含まれており、新陳代謝を高めたり、脂肪を燃焼させたりする効果を期待できます。代謝が向上することで、脂肪が燃焼されやすくなるため、ダイエットにおすすめです。
さらに、代謝が上がると、少しの運動量でも消費できるエネルギー量がアップします。今までよりも効率的にカロリーを消費できるため、太りにくい体を目指せるのもメリットです。
内臓脂肪の蓄積を防ぐ
アサイーに含まれるポリフェノールには、内臓脂肪の蓄積を防ぐ作用があります。血中の脂質を排出させる効果も期待できるため、ダイエットに向いているでしょう。血糖値の上昇を緩やかにする作用もあるため、余計な糖分や脂肪の吸収を防げます。
さらに、アサイーに含まれるオメガ3や6などの良質な脂質も、脂肪代謝を促進させ、内臓脂肪を減少させてくれる要因のひとつです。内臓脂肪の蓄積により、お腹周りがぽっこりしている方は、アサイーで内臓脂肪の蓄積を防ぎましょう。
便秘解消
アサイーには、豊富な食物繊維が含まれており、便秘解消を期待できます。食物繊維は腸内環境を整える役割を持っており、腸内の善玉菌を増やす効果があります。善玉菌が増えることで、腸の動きが活発になり、スムーズな排便をサポートしてくれます。
便秘が改善されると、体内の老廃物が効率良く排出されるため、ぽっこりお腹の解消や肌の調子を整える効果も期待できます。
さらに、食物繊維が豊富に含まれているフルーツをトッピングすることで、より高い便秘解消効果を期待できるのもポイントです。
貧血予防
アサイーには、鉄分が豊富に含まれており、貧血予防も期待できます。鉄分は血液中のヘモグロビンを生成するのに必要不可欠な成分です。特に、女性は月経による鉄分不足が起こりやすいため、積極的に節分を取る必要があります。
またアサイーには、鉄分の吸収を助けるビタミンCも含まれています。鉄分とビタミンを一緒に取ることで、効率的に鉄分を吸収できるのもメリットです。ビタミンには、疲労回復や免疫力向上も期待できます。
生活習慣病の予防
生活習慣病の予防を期待できるのも、アサイーに関する嬉しい効果のひとつです。アサイーには、豊富な抗酸化物質が含まれています。中でも「アントシアニン」と呼ばれる抗酸化物質は、体内の活性化酵素を除去して、生活習慣病を防ぐとされています。
さらに、アサイーに含まれている「オレイン酸」は、悪玉コレステロールを減少させ、善玉コレステロールを増やす作用があるのも特徴です。善玉コレステロールは、心臓病のリスクを軽減する作用があるため、生活習慣病予防に適しています。
老化防止
人間の体が老化する原因に、活性化酵素が挙げられます。過度なストレスや不規則な生活習慣を繰り返していると、活性化酵素が発生します。活性化酵素が増加すると、体内が酸化し、老化につながりやすくなるでしょう。
アサイーに含まれる「アントシアニン」には、生活習慣病予防以外に、活性化酵素による体内の酸化を抑える効果が期待できます。強力なアンチエイジングを期待できるため、美肌効果を得やすいのも嬉しいポイントです。
アサイーボウルで太る原因
低カロリーかつ低糖質なアサイーボウルですが、何らかの原因によって太る可能性があります。アサイーボウルで太る原因は、下記が挙げられます。
- 食べる量が多い
- 食べる時間が遅い
- ダイエットに不向きなトッピングをしている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
食べる量が多い
いくら低カロリーかつ低糖質なアサイーボウルでも、食べる量が多いと太ってしまう可能性があります。
アサイーボウルは、トッピングや量によってカロリーが異なりますが、一般的に1杯あたり約300〜500kcal程度です。アサイー自体は低カロリーでも、トッピングをすると決してカロリーは低くありません。食べすぎるとカロリーオーバーになり、太りやすくなってしまうため、注意が必要です。
アサイーボウルに限らず、ダイエット中の食べ物は、適量に抑えることが大切です。
食べる時間が遅い
アサイーボウルを食べる時間が遅いと、太りやすくなります。夜は活動量が少なく、アサイーボウルでエネルギー補給をしても消費しきれず、脂肪として体内に蓄えられてしまうでしょう。また、就寝前に糖質を摂取すると、血糖値が急上昇し、インスリンが大量に分泌されます。過剰に分泌されたインスリンは、脂肪として蓄積されるため、太る原因になり得ます。
血糖値が急上昇した後、急激に下がると食欲が増進する原因にもなるため、遅い時間帯に食べるのは控えましょう。
ダイエットに不向きなトッピングをしている
先述の通り、アサイーボウルはトッピングでカロリーが大幅に左右されます。バナナやピーナッツバター、ヌテラなどはカロリーや糖質が高い傾向にあるため、ダイエット中はおすすめできません。
ダイエット中は、グリークヨーグルトや糖質オフグラノーラ、無添加ナッツなどがおすすめです。特にグラノーラやナッツは、歯応えがあるため、咀嚼(そしゃく)回数が増え満腹中枢が刺激されます。
少量でも満足感を得やすいため、低カロリーかつかみ応えのあるトッピングを選んでみましょう。
ダイエット中におすすめなアサイーボウルの食べ方
ダイエット中におすすめなアサイーボウルの食べ方は、下記の通りです。
- 1食分をアサイーボウルに置き換える
- 朝食や昼食などエネルギーとして消費できる時間帯に食べる
- 小さいサイズにする
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
1食分をアサイーボウルに置き換える
ダイエット中は、1食分をアサイーボウルに置き換えるのがおすすめです。アサイーボウルのカロリーは、トッピングによって左右されますが、1杯約300〜500kcalです。成人女性の1日の摂取カロリーは、2,000kcal前後が理想とされているため、食事とは別にアサイーボウルを食べると、カロリーオーバーになってしまいます。
そのため、1食分をアサイーボウルに置き換えることで、ダイエット中でも1日の摂取カロリーの範囲内でアサイーボウルを楽しめます。
朝食や昼食などエネルギーとして消費できる時間帯に食べる
ダイエット中は、朝食や昼食などエネルギーを消費できる時間帯に食べましょう。遅い時間帯にアサイーボウルを食べてしまうと、摂取カロリーを消費できず、体内に脂肪として蓄積されやすいためです。
またアサイーボウルには、バナナやグラノーラなど腹持ちの良い食材が多く使われています。朝食や昼食に食べることで、空腹感を感じづらく、間食の防止も期待できます。
小さいサイズにする
お店でアサイーボウルを食べる際は、小さいサイズを選ぶのがおすすめです。お店のアサイーボウルは、砂糖やはちみつなどを多く使用しています。ダイエットや美容に嬉しい効果を期待してアサイーボウルを食べても、かえって太ってしまう可能性があります。
そのため、お店で食べる際は小さいサイズを選び、トッピングをカスタマイズできる場合は、糖質が少ない食材を選びましょう。
ダイエット中にアサイーボウルを食べるなら自分でつくるのがおすすめ!
ダイエット中にアサイーボウルを食べたい場合は、自分でつくるのがおすすめです。
お店で販売されているアサイーボウルは、トッピングをカスタマイズできても、アサイーに含まれている砂糖やはちみつは調整できません。しかし、自分でつくる場合は使用する食材を調整できるため、ダイエット向きのアサイーボウルを食べられるでしょう。最近では、スーパーやネットに冷凍のアサイーが多く販売されているため、自宅でも簡単につくることが可能です。
【簡単】アサイーボウルのつくり方
自宅にミキサーがあれば、簡単にアサイーボウルをつくれます。トッピングや砂糖の量を調整できる上に、お店で食べるよりも安いのがメリットです。
ここからは、アサイーボウルのつくり方を紹介します。
アサイーボウルに必要な材料
アサイーボウルをつくるのに必要な材料は、下記の通りです。
- アサイー(ピューレ)
- 豆乳や牛乳 100ml
- 半解凍したバナナ1本
- お好みのトッピング
アサイー(ピューレ)は、1回分のパックになった状態のものがスーパーで販売されています。大きい保存容器に入って販売されているケースもありますが、1回分にパウチされているもののほうが手軽に利用できます。
トッピングはお好みで、好きなフルーツやグラノーラを用意しましょう。チアシードやナッツ、ココナッツフレークなどをトッピングすると、栄養価が高くなります。
アサイーボウルのつくり方
アサイーボウルの土台となるアサイー部分は、アサイー(ピューレ)・牛乳または豆乳・バナナをミキサーで混ぜるだけで完成します。
ポイントとしては、バナナを凍らせておくことです。半解凍のバナナを使用すると、もったりとしたアサイーに仕上がります。もったり度をアップさせたい場合は、牛乳や豆乳の量を調整しましょう。
注意点として、アサイーボウルはミキサーがないと作るのが困難です。アサイーボウルを自宅でつくりたいと考えている方は、材料に加えてミキサーも購入しましょう。
まとめ
アサイーボウルは、糖質の高い食材をトッピングしたり、たくさん食べてしまったりすると太る可能性があります。しかし、低糖質なトッピングを選び、適量を食べていれば太ることはありません。アサイーボウルをうまく食生活に取り入れれば、ダイエットや美容効果も期待できます。
お店で食べるアサイーボウルには、砂糖やはちみつが多く使われている可能性があるため、太るのを避けたい方は、自宅でつくるのがおすすめです。