声の出し方を変えて、ほうれい線を消す!「15秒 美顔ボイトレ」
普段、無意識にしている声の出し方を変えるだけで、ほうれい線や顔のたるみが解消! 普段使わない筋肉が鍛えられ、発声や滑舌もよくなります。「美顔ボイトレ」で、若見え肌と美しい声の両方を手に入れちゃいましょう!
目次
普段の話し方のクセがシワやたるみを招く
日本人は、顔の上半分が 「運動不足」!?
「声を出すとき、顔の下半分しか動かさない人が日本人には多い。これでは表情筋がゆるみ、シワやたるみが加速します」と話すのは、美顔ボイストレーナーの鳥山真翔さん。
そもそも日本語は、顔の筋肉を大きく動かさずに話せる言語なので、表情筋が衰えがちなのです。
「表情筋のスクワット」で、顔のたるみやシワ、老け声を解消!
そこで鳥山さんが考案したのが「美顔ボイトレ」。声の出し方を変えることで、表情筋を鍛えます。 ポイントは顎関節を使わず声を出すこと。代わりに涙袋からぶら下がる “口角挙筋”という表情筋を使って筋肉を引き上げるので、ほうれい線や顔のたるみ、ゆがみが解消! 鼻腔で響かせる美しい発声法が身につき、低い声やかすれ声、滑舌の悪さも改善します。
また、シワやたるみの原因となる口呼吸も、美顔ボイトレなら自然に鼻呼吸が習慣に。たるみが消え、肌の代謝が上がってシミやくすみも消えますよ !
ほうれい線消しボイトレのやり方
くちびるを突き出す「ウ」と、口角を縦に引き上げる「イ」をくり返すことで表情筋がみるみる鍛えられ、ほうれい線をうすくします。「ウイウイ」とくり返すスピードを上げるほど、効果アップ!
くちびるをしっかりと前に突き出す。目の奥まで空気を吸いこみ、声を出すイメージで、「ウ」と発音する。
「ウ」の口のまま、楕円を崩さないようにくちびるを時計まわり、反時計まわりに1周ずつまわす。できない人は、手でくちびるの動きをサポートしてOK!
口角を涙袋まで縦に引き上げるように、「イ」と発音。このとき、首に筋ができないように注意して。1~2を「ウイウイウイ……」と徐々にスピードを上げて9回くり返す。これを5セット。
頬を引き上げられない人や、首に筋が入ってしまう人は、涙袋が反応する位置まで指で頬を上げて表情筋の動きをサポート。これで口角を引き上げる感覚がわかるように。
たるみ上げ表情筋トレのやり方
顔の上半分をしっかりと動かして鼻呼吸ができるようになると、表情筋が刺激されて、顔全体のたるみをリフトアップ! 目もパッチリと大きくなり、生き生きとした表情に。
目の奥に力を入れ、両方の眉毛を上げる。目の裏側に空気を送り込むイメージで、ゆっくりと鼻から息を吸って鼻から吐く。
口を閉じることで口呼吸ができなくなり、自然と鼻呼吸に。この状態で眉毛まわりの筋肉を動かすと、呼吸がさらに深くなり、肌の代謝がアップ!
片方ずつ眉毛を上げる。目の奥を開いていくつもりで目の裏側で呼吸を感じることがポイント。
1〜2を1セット。
「美顔ボイトレ」の効果を上げる4つのコツ
美顔ボイトレをはじめるときは鏡を見て行うのが基本。表情筋を動かすのが難しいことに気づき、正しい美顔ボイトレを習得する近道になるはず。
口角を縦に引き上げる感覚がつかめないときは、口を横に引っ張るなどあえてNGの動きをしてみて。2つの違いを理解でき、正しい動きに近づける。
慣れてきたら「テレビを見ながら」「湯船につかりながら」など、“ながら”時間を有効活用。これが三日坊主にならずに、美顔ボイトレを長く続けられるコツ。
美顔ボイトレを行う前後に、真顔と笑顔を自撮りして。正しく行えば、たった1回でも顔の変化が確認できるはず。変化がわかると、やる気も断然アップ!
むくみ取り耳回し ー 老廃物が流れ、むくみがスッキリ!
ボイトレの流れのついでに、耳回しもどうぞ。耳を引っ張ってまわすことで、耳の下のリンパを刺激。たまっていた顔の老廃物の流れが促され、むくみを解消します。とくにフェイスラインがすっきりして、引き締まった印象に早変わり!
両耳たぶをつかみ、耳の手前の頬が動くまで両耳を横に引っ張り、前後にゆっくりと5回ずつ回す。
両耳を後ろに折りたたみ(うまくたためないときは人差し指を耳でつつむようにはさむ)、前後に5回ずつ回す。
両耳を後ろに折りたたみ(うまくたためないときは人差し指を耳でつつむようにはさむ)、前後に5回ずつ回す。
鳥山さんのレッスンを受けた40代のからこと読者は、たった10分のボイトレで、顔全体がきゅっと引き上がって目もパッチリ!顔のくすみも取れました。このすごい効果、ぜひ体験してみてくださいね!撮影/土屋裕司
モデル/八尋莉那
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(からだにいいこと2019年1月号より)