真似すれば安眠&疲れにくく! 低ストレス女性の「睡眠ルール」
睡眠は健康&ストレスオフの基本です。でも、家族と暮らしていると、寝る時間や起きる時間がまちまちだったり、“睡眠のマイペース”はキープしにくいもの。そんな中でも低ストレスをキープできている女性は、どんな睡眠ルールで生活しているのでしょうか。
いつもイライラしている高ストレス女性と、ストレスに強い低ストレス女性。睡眠スタイルに違いはあるのでしょうか。
ストレスオフラボが全国14万人(男女各7万人)を対象に行っている「ココロの体力測定」から、その傾向を見ていきましょう。
目次
ストレス性疲労の有無は「就寝時間」が決め手
就寝時間を見ると、「疲労あり」の女性は23:00~0:59に寝ているのに対し、「疲労なし」の方は22:00~22:59の時間帯が最も多く、22:00~23:59を中心に就寝しています。
一方、起床時間を見るとどちらも6:00~6:59が最も多く、5:00~6:59に起床する方が多いようです。「疲労あり」の方は、5時前の起床や8時以降の起床など不規則な方も多いものの、大きな起床時間の差は出ていません。
起床時間は変わらないものの、就寝時間が遅いことによって必然的に睡眠時間が少なくなり、その結果として疲労をためてしまうのかもしれません。
それではどうして「疲労あり」の女性は就寝時間が遅くなるのか、その要因を見ていきましょう。
高ストレス女性は、ベッドに入る時間がパートナーとずれている
ストレスオフラボの「ココロの体力測定」から、厚生労働省ストレスチェックに基づいた高ストレス女性(77点以上)と低ストレス女性(39点以下)を抽出し、それぞれについて、睡眠に関するルールを比較しました。
まずは家族との睡眠に関するルールです。
「疲労なし」の方が最も「疲労あり」の方と開きがあったのが「家族でほぼ同じ時間に起きる」(0.90倍)。逆に「疲労あり」の方は、「パートナーと寝る時間に差がある」(1.27倍)、「自分が一番遅く寝る」(1.27倍)となっており、パートナーとの就寝時間のギャップが目立っています。
休日と平日の起床時間の差が、週明け疲れのもとに?
次に、睡眠時間に関するルールを見てみましょう。
「疲労あり」の方は、「平日と休日の就寝・起床時間に2時間以上差がある」(1.98倍、1.79倍)であることから、休日の就寝・起床時間に大きな違いがある傾向にあります。
「疲労なし」の方は、「毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きる」(0.78倍)、「眠気がなくても決まった時間に布団に入る」(0.77倍)と規則正しく体に無理のない行動をとったり、「平日に1日以上しっかり寝る日を作る」(0.79倍)と、忙しくなりがちな平日の睡眠を大切にしていることがわかります。
「温度・光・寝具」への配慮が、低ストレスへの近道
寝るときの環境についてはどうでしょうか。
「疲労なし」の方は「疲労あり」の方に比べて、「一年中エアコンなどで部屋を一定温度に保って寝ている」(0.66倍)が最も差がある行動でした。そのほか、「完全に消灯して眠る」「シーツや枕カバーは毎日取り換える」「寝室や寝具にこだわり、眠ることが楽しみになる工夫をしている」など、寝室の温度や光、寝具への配慮をしていることがわかります。
一方、「疲労あり」の方は、「足を冷やしながら寝る」(2.13倍)、「ぬいぐるみと一緒に寝る」(1.97倍)、「読書やストレッチなど寝る前の習慣がある」(1.21倍)など、環境よりも入眠行動の工夫のほうに重点を置いている様子。こうした行動をとっても睡眠が改善できず、疲れがとれない場合は、室内環境を見直してみるとよいかもしれません。
快眠のためにマイルール、家族ルールを見直して
いかがでしたか。
ちょっとした睡眠ルールの違いが、「疲労あり」「疲労なし」を分けているようです。
できるところから睡眠ルールを見直して、「低ストレス」な女性を目指しましょう。
データ提供:ストレスオフラボ
ストレスオフラボ(メディプラス研究所)-ストレスオフで、ここち、らくちん。Stress Off Lab
化粧品会社「メディプラス」の調査・研究機関である、「メディプラス研究所」のソーシャルプロジェクト。人間関係、地域環境、自然環境などにより引き起こされるストレスをマネジメントし、賢く付き合うための方法「ストレスオフ」を発信している。2016年からは、全国14万人(男女各7万人)にインターネット調査「ココロの体力測定」を実施し、心身のストレスを可視化。毎年「ストレスオフ県ランキング」も発表している。
ココロの体力測定
https://mediplus-lab.jp/contents/detail/7333/