首・肩コリが改善!90秒「腕ぐるぐる回し」ストレッチ
首・肩コリの症状を放置していませんか? 実はそのコリが頭痛や便秘、不眠などのあらゆる不調の引き金に。そこで、腕を前後に回すだけのとても簡単なストレッチがおすすめ。首・肩の筋肉がほぐれてスッキリします。
目次
コリの原因はうつむき生活+ストレス・冷え・疲れ
首・肩コリのない人を探すほうが難しいくらいの現代。その原因は5~6kgもある頭を支えているのに加え、パソコンやスマホ操作でうつむいてばかりの生活で、首・肩の筋肉はかなりの負担を強いられています。
負担がかかっている筋肉どうしが摩擦を起こすと、トリガーポイントと呼ばれる“コリの元”ができます。そこにストレスや冷え、疲れなどで刺激されると、コリが引き起こす不快な症状が発生します。
首・肩コリが原因の体調不良は3パターン
首・肩コリはあらゆる不調の元凶になります。症状は痛みやだるさだけではないので注意が必要です。
1 首・肩周りが痛む、だるい
首・肩の筋肉にある“コリの元”周辺に痛み、だるさを感じる。
2 首・肩以外の部位に不快症状が出る
首・肩にある“コリの元”が自律神経を刺激してバランスが崩れ、全身にさまざまな不調があらわれる。
3 自覚できない首・肩の隠れ症状
首・肩コリがあっても他のことに集中していると、脳が不調を認識できずに隠れ症状化。知らない間に重症化することに。
「腕ぐるぐる回し」を習慣にすれば、首・肩コリが解消。気になる不調とさよならできます。
「腕ぐるぐる回し」のやり方
腕をぐるぐる回すだけ。後ろ回し、前回しをワンセットとして、起床後や寝る前、パソコン作業の後に行ってください。
後ろ回し20回(約20秒)
立って、片腕を天井へと向かってまっすぐ上げ、手のひらを外側に向けて指をピンと伸ばす。腕は、耳に触れるくらい体に近づけること。腕が体の外側へ倒れないよう気をつけながら、後ろ側にぐるぐると20回転。腕が真下へきたときに手のひらを内側へ返すとスムーズに回せる。逆の腕も同様に。
前回し20回(約20秒)
後ろ回しとの違いは、スタート時の手のひらの向きだけ。手のひらを内側に向け、後ろ回しと同じ要領で前側にぐるぐると20回転。逆の腕も同様に。
ペットボトルを持つと効果アップ
500mlのペットボトルを持って「腕ぐるぐる回し」をすると、適度な重みで筋肉のストレッチ効果がアップします。
四十肩・五十肩の改善もできますが、立って腕を回すのがツライときは、横向きに寝て行ってOK。重力がかからないので痛みを感じません。
首や肩が痛くてだるいときは、ついぐりぐり強くもんでしまいがちですが、それはNG。筋肉は強く押されると、押されまいと無意識に抵抗するため、筋肉痛が発生。いわゆる「もみ返し」です。首・肩コリ改善には、腕を回しましょう!
イラスト/kuma*kuma
(からだにいいこと2015年6月号より)
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