赤身肉を食べて代謝アップ!脂肪を燃やす「超肉食ダイエット」
ダイエットの敵と思われがちなお肉。実は、ヤセたい人こそ食べるべき食材です! 特に、たんぱく質や鉄分を豊富に含む赤身肉は、ダイエットに必要不可欠な存在。「超肉食」生活で、効率よく脂肪を落としましょう!
目次
赤身肉で不足しがちな“たんぱく質と鉄分”を摂って、代謝アップ!
「ヤセたい、ヤセたい」と願っていると、ついつい偏った食事になりがち。すると栄養バランスが崩れ、偏った栄養が脂肪として体内に蓄積されやすくなります。一方、必要な栄養がしっかりそろえば、エネルギーとして燃焼されやすくなります。
特に不足しがちなのは、たんぱく質と鉄分。ヤセたい人がいちばんに「食べるのをやめる」食材のひとつがお肉ですが、この2つを豊富に含むのが、牛や豚のもも肉やヒレ肉といった赤身肉です。赤身肉をしっかり食べれば栄養バランスが整い、代謝がアップします。
体の中の大切なミネラルである鉄分。これが不足するとめまいが起こったり、疲れやすくなったり、皮膚荒れや髪が抜けやすい、爪が割れやすい、月経異常など、様々な不調が起こりやすくなります。テレビなどでもお馴染みの姫野友美さんに、その理由と改善策を教えてもらいました。
「L-カルチニン」をチャージ! たまった脂肪をぐんぐん減らす
赤身肉は、アミノ酸の一種である「L-カルニチン」を多く含んでいます。L-カルチニンには体脂肪の燃焼をサポートする働きがあるため、体内に余分な脂肪をためにくくします。
この成分は、肉以外のものからはほとんど摂れません。そのため、肉食でしっかりチャージしましょう。羊、牛、豚の順で豊富なので、チャンスがあれば羊も積極的に食べて!
ガッツリ食べると、運動ばりのエネルギーを消費できる
食事をすると、食べ物を消化・吸収するためにエネルギーが使われます。
ダイエットのためにと少ししか食べないと、このエネルギーはほとんど使われません。ガッツリ食べるほどエネルギーがたくさん使われ、消費できます。
特に肉に豊富なたんぱく質は、糖質や脂質に比べ、食事でのエネルギー消費をより高めるため、代謝アップに効果的です。つまり、肉をメインに食べればエクササイズになるのです。ガッツリ食べて代謝を上げましょう!
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肉はガッツリ食べて、米やパンの食べ過ぎには注意
お米好きさんは、肉と一緒に、ごはんをモリモリ食べがち。お米はダイエットの味方なので、普通盛り1膳はOKです。でも、それ以上はガマンするのがベター。
足りないと感じたら、小さじ1程度の酢を混ぜて食べましょう。糖質を摂りすぎると血糖値が急激に上昇し、脂肪がたまりやすくなりますが、酢は血糖値の急上昇を抑えてくれます。
パン好きさんも注意が必要です。パンのような小麦粉主体の主食には脂質が高いものが多く、消費エネルギーも少ないので、ダイエットにはイマイチ。
食べるなら抹茶豆乳(小さじ1/2杯の抹茶+100mlの調整豆乳)と一緒に。市販のパンに多く含まれがちな質の悪い油の酸化を防ぎ、栄養バランスを整えて代謝をサポートします。
食べることが大好きでもやせられる!うれしいダイエット法。おいしい赤身肉料理のレパートリーをふやしたいですね。
イラスト/といだあずさ
(からだにいいこと2017年6月号より)
管理栄養士・伊達友美さんがおすすめするのは、赤身肉をガッツリ食べてやせる「肉食ダイエット」。カギとなるのは赤身肉に豊富なたんぱく質と鉄分。代謝アップに絶対欠かせない栄養素を摂り、2週間で脂肪燃焼へ!
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