1日1回の「指歯磨き」で歯周病・口臭・虫歯を予防!体の不調改善も
歯茎には、全身につながるツボが50以上もあります。このツボをまんべんなく指で押す「指歯磨き」をすると、歯周病・口臭・虫歯の予防に。口のトラブルだけではなく、内臓も活性化して体の不調改善も期待できます。
目次
お口トラブル全般に効き、体の不調改善も
歯茎には無数の毛細血管があり、新陳代謝が活発に行われています。ところが、歯茎の血流が悪いと歯茎が腫れ、歯周病にかかりやすくなります。
そこで、効果的なのが「指歯磨き」。歯茎を刺激することで血行がよくなり、リンパの流れも活性化。唾液がでやすくなり、口臭や歯周病、虫歯の予防と改善につながります。
また、口腔内の感覚はとても強く、髪の毛1本の刺激も感知。指が各ツボに触れることで対応する部位が反応し、不調の解消が期待できますよ。
歯茎には全身につながるツボがある!
歯茎には、足裏と同じく全身につながるツボがあります。ツボは、歯の根元側と歯茎の根元側それぞれにあり、その数50以上。各部位を刺激すると、対応するからだの部位が反応します。
「指歯磨き」3つのメリット
【メリット1】血行がよくなり歯茎が引き締まる
歯茎をマッサージすることで血液やリンパの流れが促進され、代謝がアップ。引き締まったピンク色の歯茎になります。
【メリット2】唾液が分泌され、歯周病や虫歯予防に
歯茎に触れることで唾液の分泌が促進。唾液が出ると口臭予防になる他、虫歯菌や歯周病菌を撃退する作用もあります。
【メリット3】歯茎のツボ刺激で、全身の臓器が活性化
上のイラストで紹介した歯茎のツボを刺激すると、関連するからだの部位のコンディションが整います。疲労回復やリラックス効果も。
ツボ押し「指歯磨き」のやり方
1 表側の歯茎を指の腹でさする
事前に爪を切り、手を洗っておく。上の歯茎の左奥→前、右奥→前、下の歯茎の左奥→前、右奥→前の順に、人差し指の腹でくるくるとさするように磨く。
2 裏側の歯茎を指の腹でさする
裏側は指が動かしにくいため、指の腹を小刻みに上下させて磨く、順序は表側と同様に。基本は左奥からですが、気持ちよく感じる順序で磨いてもOK。特別な道具は不要、すぐに始められますね!
指なので力加減がしやすいのが良い点ですが、強く押すとリンパの流れが滞ってしまいます。「指歯磨き」はやさしく触れるのがコツ。口内トラブル予防&改善に、今夜からぜひ始めてみてくださいね!
撮影/中村彰男 モデル/殿柿佳奈
イラスト/石山綾子
(からだにいいこと2018年11月号より)
[ 監修者 ]