スマホによる「目の疲れ」を癒す 3分簡単マッサージ
スマホの使い過ぎで目が疲れていませんか? 肩こりや頭痛も、実は目の疲れが原因のひとつ。整体サロン「カラダファクトリー」の看板整体師が現代人の目の疲れを癒す簡単マッサージを教えます。
スマホによる目の疲れが、肩こりや頭痛にも
朝起きてから夜寝るまで、1日どれくらいスマホを使っていますか? 現代人にとってもはや生活に欠かせないものになったスマホ。目が疲れるだけでなく、長時間使いすぎていると、肩こりや頭痛といった不調、顔のむくみといった美容のお悩みにも、つながっています。なかなかスッキリしない体のプチ不調、実はスマホによる目の疲れが原因かもしれません。
なぜ目の疲れが起こるの?
目の疲れは、同じ場所を見続けることでピント調節をしようとする目の周りや奥の筋肉が固まることで起こります。目の周りの筋肉が固くなると、それと連動する頭や首、肩の筋肉もカチコチに。これらの筋肉が固まると肩から上の血流が悪くなり、首や肩が凝ります。また、頭痛や耳鳴り、めまい、自律神経の乱れなどの不調、顔のむくみやたるみなどの悩みも、血流の悪化により起こります。目の疲れは、このようにさまざまな不調につながるのです。
目の疲れをはじめ、肩こりや頭痛と言った不調を和らげるためには、スキマ時間に固くなった目の周りの筋肉をほぐすことが大切です。そこで、目の疲れをすっきりさせる簡単マッサージをご紹介します。3分でできるので仕事中や家事の間にやってみてください。
目の疲れを癒す3分間簡単マッサージ
(1)左右のこめかみに4本指を当てて、下から上に引っ張り上げてほぐします。指でぐりぐり刺激せず、優しくほぐしましょう。
(2)左右のあご(耳たぶのわきあたり)に4本指を当てて、あごから耳に向かって下から上にぐっと引き上げながらほぐします。
(3)目を閉じて、両手の手ひらをまぶたの上に置き光を遮断します。目に光が入らないように、4本の指を眉毛の上に置き、上に向かって持ち上げます。終わったら、手のひらを外してからゆっくり目を開けましょう。
(4)最後は、目の上や下など、目の周りを人さし指でクルクルと優しくほぐします。
目を疲れさせないためにも、理想は10~15分に1度はスマホから目を離して遠くを見ること。さらに時々、この3分間マッサージで目の周りの筋肉をほぐしてみてください。
次からは、目の疲れを防ぐスマホの使い方をご紹介します。
目が疲れない正しい姿勢
目の疲れに最も関わっているのが姿勢。正しい姿勢は、スマホの位置を顔の正面にして、前のめりになったりうつむきすぎたりしないようにすること。姿勢が崩れると、目の疲れや肩・首こりが悪化するので注意しましょう。
また、暗い場所では画面を暗めに設定するなど、照度はなるべく周りの環境に合わせたり、ブルーライトカットの眼鏡をかけたりして目を守るのも有効です。
目の疲れを翌日に持ちこさない夜の過ごし方
残念ながら、その日の目の疲れを放っておくと、どんどん溜まっていきます。目の疲れを防ぐために何より大切なのは、十分な睡眠時間をとること。
上質な睡眠をとるために、寝る2時間前にはスマホを見るのをやめて眠る準備をしましょう。ぐっすりと眠るためには、自分が心地よく過ごせる環境作りをして体をリラックスモードに切り替えます。目元や首元をお風呂で温める、香りの良いアロマで癒されるのもいいでしょう。1日の終わりにぐっすり眠ることができれば、翌日は目がすっきりするはずです。
肩こりや頭痛が続いて調子が悪いというときは、まずはスマホによる目の疲れを疑ってみてはいかがでしょうか。セルフマッサージで疲れを癒して、働き過ぎた目をいたわってくださいね。
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