頭皮がよろこぶ「5つの髪ワザ」 ひと工夫でふんわりボリュームアップ!
ボリュームがなくてペタンコ、パックリ分け目で地肌が目立つ、カラーやパーマで傷んでいる…そんな悩みの多いヘアも、たちまち復活! 頭皮への刺激を抑えて、若見えするヘアスタイリングのコツを伝授します。
目次
テク1「ジグザグ分け目」で若見え
地肌を隠せば紫外線のダメージも最小限に
髪の分け目には髪の毛の重さがかかるため、髪が薄くなりやすく地肌が目立ちやすい部分。分け目がパックリ見えて地肌が目立つだけで、見た目年齢が5歳も老けてしまいます。
さらに分け目は紫外線が常に当たりやすい部分。分け目を直線にしてしまうと、頭皮へのダメージが拡大。根元部分がつぶれやすく、地肌や白髪が目立つ状態に。
くっきり見える地肌を隠すコツは、分け目をジグザグにすること。分け目を変えるだけで若見えが叶いますよ!
1. 髪をかきあげる
頭頂部の髪全体を軽く濡らす。片手で髪の毛を後方にかき上げ、ドライヤーの温風を当て、最後に冷風にする。
2. 分け目をジグザグにする
前からつむじに向かって、コームの先や人差し指でジグザグ状に分け目を作る。トップは後ろに流す。
3. ドライヤーを当てる
再びドライヤーを当てる。髪の根元に温風を当て、最後に冷風にすると、ヘアスタイルが崩れない。
テク2「右の分け目」で髪を根元から立ち上げる
毛の流れに逆らって一瞬でボリュームアップ!
ハリのないペタ髪は“老い”を感じさせる要因。前髪やトップはボリューム感が大切です。
日本人の多くは、つむじの方向が時計回りです。その場合、右に分け目を作ると根元から髪が立ち上がり、トップのボリュームがアップ。華やかな印象になります。
逆に左で分けると、毛の流れに逆らわず自然に流れてペタッとします。ちなみに、いつも同じ分け目にしていると、頭皮に負担がかかりやすく、抜け毛を悪化させることも。いつもと逆サイドに作る、少しずつ移動させるなど、分け目を工夫しましょう。
つむじの方向が時計回りの場合、右の分け目にするとトップのボリュームが見違えるほどアップします。つむじが反時計回りの場合は、左の分け目にするとふんわり。
テク3「ブラシのダブル使い」で老廃物を流し出す
入浴前後のブラシ使いで血行改善、白髪・薄毛予防
シャンプーのときにブラシを使うと、ブラシの細いピンがまんべんなく毛穴の汚れを落としてくれます。手でゴシゴシしないので、頭皮と髪の毛の摩擦ダメージを最小限に抑えることができます。
また、洗髪後のブラシの使い方もポイント。頭に多く集まっているツボを刺激し、巡りをアップ。頭皮環境を健やかに保ち、ハリコシのある美髪に。
髪を濡らしたらブラシを使って、写真のように頭頂部と後頭部を、それぞれ前から後ろ、下から上へとブラッシング。髪同士がこすれてダメージを受けることや、頭皮への刺激も減らせます。
生え際や耳の周りにブラシを当てる。ブラシの中央部分を押し、「プシュ~」と空気が抜ける音がしたら、そのままグルグルと動かして。頭皮の血行が良くなり、髪のツヤがアップ、まとまりのあるツヤ髪に!
テク4 クセ毛や広がる髪には「オイル2度づけ」で!
広がったパサ毛が美しいサラツヤ髪に
老け見えするパサ毛やうねりケアには、ヘアオイルが有効です。1度目は、シャンプー後、髪が濡れた状態でオイルをつけて。2度目は、髪を乾かしてから髪の中間から毛先に薄くつけます。オイルでコーティングすると、時短でツヤ髪に!
テク5 ロングヘアは「束ねて」睡眠中の摩擦を軽減
頭皮とキューティクルを守ってパサつきを防止
1つ結びヘアで寝グセ&パサつき解消
まくらによって摩擦を受けると、頭皮と髪に負担がかかります。髪を結ぶことで位置を固定できれば、摩擦を受ける面積を減らせます。
特に、髪の毛がからみやすいロングヘアは、髪を左右どちらかにずらし、やわらかいシュシュで軽く結びましょう。
撮影/福島章公 モデル/西秋愛菜 イラスト/pai
(からだにいいこと2021年2月号より)
[ 監修者 ]