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顔の毛穴が締まり、肌が若返る!「頭ほぐしストレッチ」

加齢でたるんだ毛穴に悩むなら、顔だけケアしていてもダメ。顔と頭皮は1枚の皮でつながっているので、頭皮からたるみを上げていく必要があります。そこで硬くなった頭頂部の帽状腱膜(たるみ上げ筋膜)をほぐす、美容研究家樋口賢介さんの大人気の頭筋ストレッチを。頭と繋がった顔の血流を上げて肌の栄養状態を上げ、たるみもアップ! 毛穴が引き締まった若々しい美肌になれますよ。

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顔と頭はつながっている!頭皮ケアでつるり透明肌に

頭の筋膜に弾力が戻ると顔の血流が改善

頭頂部にある帽状腱膜(ぼうじょうけんまく:たるみ上げ筋膜)は、紫外線や加齢の影響でダメージを受けると硬くなります。すると、これにぶら下がっている3つの頭の筋肉をしっかり持ち上げられなくなります。その結果、顔も毛穴もたるんで、毛穴が目立つように!

頭の筋膜

そこで頭筋ストレッチで頭をほぐすと、頭筋に弾力が戻り、停滞していた血流がアップ。一枚皮でつながる顔の血流も改善し、肌の栄養状態がよくなります。

肌がふっくらしてたるんだ毛穴が締まる

するとハリが出てたるみがアップ。さらにコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどを生成する線維芽細胞も活性化して、肌がふっくら。相乗的に毛穴が引き締まり、若々しい美肌が取り戻せます。

たるんだ毛穴が締まる

頭ほぐしストレッチのやり方

力の強さは、気持ちいいと感じる程度でOK。気がついた時に1日1セット行ってみて。

頭を4エリアに分けて、効率よく刺激! 

頭ほぐしストレッチ

(1)ザビエルゾーン
頭頂部の広いゾーン。“たるみ上げ筋膜”があり、血流アップ&毛穴引き締めのカギ。

(2)カチューシャゾーン
頭の前から両耳にかけての、髪の生え際ゾーン。ほおから上の肌質改善に効果があります。

(3)こめかみゾーン
両目の外側のこめかみあたり。リンパ節があるので、刺激すると老廃物が流れ、肌が若返ります。

(4)サイドバックゾーン
耳の後ろから後頭部にかけて。フェイスラインが引き上がり、血行がよくなります。

頭ほぐしストレッチ

慣れないうちは、鏡の前でやり方を確認しながら行うのがオススメ。オイル等を使う必要はないので、シャンプーしながらでもできます。

頭ほぐしストレッチ

両手の指の腹で頭皮を押しもむ。4つのゾーン(順番は気にしなくてOK)に分けて、各15秒。
ザビエルゾーンは他のゾーンよりやや強めに。サイドバックゾーンは、後頭部も忘れずにほぐして(写真円内)。

 (11372)

手のひらの付け根をこめかみゾーンに当てる。肌を持ち上げるようにゆっくり10秒のばして。

頭ほぐしストレッチ

両手をグーにして、第一関節と第二関節の間の面(円写真内)を頭皮に当ててグリグリ回すようにマッサージ。4ゾーンを各15秒。

頭ほぐしストレッチ

親指と人差し指で耳を挟むようにして、顔の側面に手のひらを当てる。顔を軽くプレスしつつグーッと引き上げて。

からだの内側から肌に良い美容成分の生成を自前で促す、頭ほぐしストレッチ。2週間試したからだにいいことの40代読者も、肌の水分量がアップ、毛穴の落ち込みが改善されてキメが整いました。

撮影/福島章公 モデル/横川莉那 イラスト/chieko
(からだにいいこと2019年9月号より)

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