「働き方改革」は睡眠から。寝具メーカーが仮眠ルームをオープン
慢性的な睡眠不足が続くと、仕事中にデスクでウトウト……。そんな人におすすめなのが、昼食後に取る短時間の仮眠です。寝具メーカー「西川」が、社内に仮眠スペースをオープンしたと聞き、からだにいいこと読者ブロガーの2人と共に、さっそく取材に行ってきました!
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仮眠で脳と体を休め「働き方改革」を!
ランチに行ったあと、デスクに戻ると急に睡魔が……! 昼食後は誰でもありますよね。そんなとき「堂々とお昼寝できたらいいのに」と思いませんか?
寝具メーカーの「西川」は、社内で仮眠ができる専用スペース「ちょっと寝ルーム」をオープン。仕事から一時的に離れて、社員が自由に仮眠を取ることができるスペースを作りました。
この「ちょっと寝ルーム」は、西川 東京オフィスの地下フロアにあり、女性社員が中心となって考えたそうです。教えてくれたのは、西川の東海林(しょうじ)由佳さん。
「これまでは、女性社員が制服に着替えるロッカールームだったのですが、制服着用がなくなり、スペースを有効活用したいと考えていました。『働き方改革』の一環として、夜の睡眠だけでなく、昼の仮眠の有効性も広めていきたいという思いから、仮眠スペースを作ることになりました。昼食後、ここに集まってみんなで仮眠を取っています。15分くらいなのにスッキリして、午後の仕事がはかどると社員にも好評です!」
光と音で、短時間で効果的な休息に
読者ブロガーの中島彩さん、田島優子さんと共にスペース内に入ると、ふわ~っと広がる心地よいアロマの香りが! 部屋の中心にはうつぶせ寝できる広いテーブル、奥には傾斜をつけた仮眠ベッド、扉で仕切られた女性専用の小部屋もあります。
「当社の研究機関『日本睡眠科学研究所』が監修し、仮眠にふさわしい環境づくりをしています。香りはひのきベースのブレンドアロマで、爽やかな目覚めを促します。また、15分という短い時間で浅く眠ってスッキリ起きるために、パナソニックの音と光の技術を導入。熟睡まではいかない程度の快適な仮眠を取ることができます。スマホやパソコンから一時的に離れることで気持ちも切り替わりますよ」と、東海林さん。
30度の傾斜をつけた仮眠専用ベッド
横になれるベッドは、フラットだと熟睡してしまうため、30度の傾斜がつけてあります。西川の最上級モデルマットレス「エアーSX」が、ふわっと体を支えてくれて、横になるだけでも体がほぐれる~!
女性専用スペースなら、スカートでも安心
「ちょっと寝ルーム」の中には、扉つきの女性専用スペースがあり、周りを気にせず仮眠を取ることができます。スカートの日でも、女性専用なら安心!
専用まくらに顔をうずめて、うつぶせ寝
肌ざわりの良いおひるねピローは、真ん中が空洞になっていて、顔をうずめて仮眠が取れます。やわらかい生地なので、顔に枕の跡が残る心配もなし。
半個室スペースで、自分だけの仮眠空間
そのほか、周りと仕切られた半個室のような席もあり、人の気配をシャットアウトして、一人でリラックスできます。
短時間なのに、頭がスーッとクリアに!
15分の仮眠プログラムが始まると、部屋は真っ暗に。鳥のさえずりや水のせせらぎなどのヒーリングミュージックを聞いていると、ウトウトとしてきます。
しばらくすると、「ザザー」っという一定のノイズ音に変化。無音ではなく、あえて小さくノイズ音を流すことで、気持ちがリラックスして浅い眠りに落ちていきます。
15分頃になると、朝をイメージさせる爽やかな音に。目をつぶっても感じる太陽のような強い光で自然と目が覚めました!
「たった15分なのにこんなに頭と体がスッキリするとは思わなかった!」と、読者ブロガーの田島さん。三児のママの中島さんも「いつも寝不足なのですが、短い時間で頭がクリアになった感じ。抱き枕が心地よかった~!」と、仮眠の効果を感じたよう。
仮眠は、疲労の回復や、集中力・記憶力のアップ、ストレス軽減などの効果があるともいわれ、最近では“お昼寝OK”の企業も増えているようです。
仕事や家事の中でも、こうした仮眠を取り入れて、上手にリフレッシュしましょう。