専門家が教える、五感でラクラクダイエット|香り、色、味覚でヤセる!
がんばってダイエットしても、効果が出ないと悩んでいませんか? そこで脳に指令を出す“五感”に注目。専門家が、嗅覚、味覚、視覚を活用したラクヤセテクを紹介します。
目次
嗅覚でヤセる! 香りで脂肪燃焼力アップ「置くだけフルーツ」
香りは自律神経を刺激します。昼はグレープフルーツ、夜はオレンジの香りをかぐだけで、脂肪が燃えるヤセモードの体になれるのです。
活動している昼間は、交感神経を活性化させるグレープフルーツの香りをかぎましょう。すると「UCP」というたんぱく質が活性化して脂肪を燃焼させます。
一方、夜寝る前のリラックスタイムには、副交感神経を優位にするオレンジの香りを。良質な眠りに導かれ、睡眠中に成長ホルモンが分泌され、脂肪が燃焼します。
グレープフルーツはリビングや玄関、オレンジは寝室に置きます。フルーツの自然な香りを漂わせ、気持ちよくヤセましょう。食べたあとの皮も、香りがなくなるまで長く楽しんで。
嗅覚でヤセる! カロリーは気にしない、甘党を極めてヤセる!
ダイエット中だからカロリー控えめにと、食べずにガマンしていると、空腹に耐え切れずツライ目に。実は、気にするべきはカロリーより、味の組み合わせです。味覚によって満腹感を早めに得て、食欲を増進させないようにしましょう。
太るNGコンビ「甘味×塩味」
異なる味を脳が感じると快楽物質が分泌されて、食欲が湧き出てデブスパイラルに。ガマンするのが大変になるので要注意!
太らないOKコンビ「甘味×甘味」
反対に同じ刺激を与えると、不思議と早く満腹になり、食欲が増進されずにすみます。ダイエット中のスイーツは、甘いケーキに甘いココアなど、とことん甘々にしちゃいましょう。結果的に1日の摂取カロリーを抑えられますよ。
視覚でヤセる! 一点「赤」小物で体は燃焼モードに!
色は視覚を刺激し、脳に様々な影響を与えます。体を燃焼モードにするのはズバリ「赤」。必死に運動をしなくても、赤を身につけるだけでOK。靴下やエプロンなど、どこかに一点赤い物を取り入れるだけで、脂肪燃焼効果がアップします。
ただし、ランチョンマットや食器などを赤にすると食欲がアップするので注意して。食卓は食欲減退効果のある「青」がおすすめ。
視覚でヤセるしくみ
目で赤色を認識すると、循環器系に働きかけ、血液量を増やし、血圧を上昇させる効果が。体感温度も上がり、呼吸量も増えるため、家事や運動など体を動かすときに身につける物は赤が最適。
五感を味方につければ、ダイエット=苦行ではなくなりますね。楽しみながら行うと効果がアップするので、ぜひヤセ習慣に取り入れてみてくださいね。
イラスト/斉藤明子
(からだにいいこと2017年1月号より)
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