1. Top
  2. >暮らす
  3. >編集部TOPIC
  4. >世界最大の国際見本市「CES」レポート(後編)

世界最大の国際見本市「CES」レポート(後編)

ラスベガスで行われた世界最大の国際見本市「CES2019」を、アメリカ在住のヘルシー系ライター・小山陽子がレポート。後編は、ヘルス&ウェルネスのブースで選んだ注目のアイテムをご紹介します。

この記事をシェアする

世界最大の国際見本市「CES」レポート(前編)|からだにいいことWeb

世界最大の国際見本市「CES」レポート(前編)|からだにいいことWeb

今年1月にラスベガスで行われた世界最大の国際見本市「CES2019」に、アメリカ在住のヘルシー系ライター、小山陽子が参加してきました。アマゾンやグーグルも出店する巨大イベントで、「積水ハウス」が日本のハウスメーカーとして初出店。発表した“新しい価値の家”についてレポートします。

自動で負荷変更! 新アイテム「ケトルベル」で自宅エクサ

かなりの人でにぎわっていたヘルス&ウェルネスエリア。なかでも現地アメリカのメディアからも注目されていたのが、「JAXJOX」です。

JAXJ0X https://jaxjox.com/

JAXJ0X https://jaxjox.com/

ここのブースは、ブラックライトと大音量の音楽で遠くからでもひときわ目立つ存在でした! 展示していたのは、オリジナルの「ケトルベル」というウェイト。なんと、数秒でウェイトを6段階に調整できるもの。重さは、5.5kg, 8.5kg, 11kg, 13.5kg, 16.5kg, 19kg。数値を設定すると、ウェイトの中のシリンダーがまわり設定した分のウェイトだけをつかむ仕組みに。エクサをすると搭載された「6axisモーションセンサー」が、すべての動きを記録。そのデータは専用のアプリで管理できます。心拍数や消費カロリーといった基本データほか、すべてグラフ化され、目標達成にはどれくらい運動したらよいかといったアドバイスも。9人まで登録可能なので、家族全員で使えるのもうれしいところ。さらに、100を越えるケトルベルを使ったエクササイズビデオも近日公開予定。

こういった自宅エクサアイテムは、商品購入後もエクササイズビデオを見るのに月額料金が必要なものも多いのですが、こちらは無料のよう。すでに販売されており、1つ349ドル(約3万7700円)です。筋トレは、少し負荷をかけて運動することで効果が格段にアップ! でも、一番軽いウェイトの設定でも5.5kgという重めの設定が、さすがフィットネス大国アメリカを感じさせます。

瞑想中の脳の動きを記録し、より深いリラクゼーションへ導く

続いて、人気を集めていたのが、「MUSE」というヘッドバンド。

MUSE https://choosemuse.com/

MUSE https://choosemuse.com/

各ブースが活発なプレゼンテーションをしているなか、ここだけ人がいるのに落ち着いた雰囲気でした。
ヘルス業界で昨今、注目を集めているのが脳のリラクゼーション。脳を休める方法は睡眠と瞑想だけともいわれており、有名IT企業も仕事前に瞑想を取り入れるほど、アメリカで高い支持を得ています。ですが、初心者にとって瞑想は少し難しい面も。ヨガなどのエクササイズと違い動きが目に見えないので、初めて瞑想をした時「これで本当にあっているのか?」と不安に感じます。

それをサポートしてくれるのが「MUSE(249ドル/2万7000円)」。その人に合った瞑想をアシストしてくれるヘッドバンド型のツールです。メガネからレンズの部分を外したような装置を耳にかけ、正面の部分はおでこにフィットさせます。そして、アプリを起動して瞑想をスタート。すると、ガイドとともに瞑想がスタートし、脳の波動の動きなどをリアルタイムに記録し、瞑想をサポートします。

例えば、落ち着いて瞑想できている場合は、穏やかに海が波打つビーチの優しい音が。逆に落ち着けていない場合は、激しい海の風と波の音が聞こえる仕組みです。この音を頼りに、より心を落ち着けたり、そのまま気持ちをキープしたりすることで、より深い瞑想体験が得られます。脳の動きをデータ化することで、難しかった正しい瞑想を誰もが体験できるようになったのです。瞑想は長時間を週1回行うより、毎日数分でもよいので続けることでより効果が期待できるそう。毎日数分で日頃のストレスを取り除き心が安定させられるとすれば、249ドル/2万7000円は高くないかも!?

オットの“いびき”に悩む人必見! 枕が自動で頭の位置を調整

ユニークな発想で多くの人が悩む“いびき”を解消してくれるのが、「motion pillow(値段未定)」。

motion pillow

いびきは本人の健康を損なう以外にも、まわりの人の睡眠も妨げてしまうことも。さらに自分で気づいていなくても朝起きて疲れが取れていない人は、口呼吸になっていて、いびきをかいている可能性があります。
正直、いびき解消グッズは、鼻腔を広げるテープやマウスピースなど、たくさん開発済みです。でも、こちらのアイテムは、鼻に何かを装着するのではなく、枕という定番アイテムでいびきを解消できるのがポイント。

「motion pillow」は、自分の枕の上にしいて使うアイテムです。コアテクノロジー搭載のボックスと繋がっており、なかには4つのエアバッグが入っています。まず、AIがあなたの最適な寝姿勢を算出してエアバッグの圧力を調整。これで、いびきをかきにくい最適な枕の高さに。

それでも、就寝中にいびきをかいたら、 センサーが反応しエアバッグを膨らませて、頭の位置をやさしく移動。最適な枕の高さをキープしながら、スムーズに鼻で呼吸できるような体勢に整えます。スマホと連動もしており、睡眠の時間や質、いびきのかいた時間や回数もグラフ化。ストレスなく、睡眠の質をあげることができる、画期的なアイテムです! 

※1ドル=108円で計算しています。

この記事に興味を持ちましたか?
はいいいえ

この記事をシェアする

編集部オススメ記事

Recommend Article Recommend Article オススメ記事

オススメ記事をもっと見る