目の疲れを防ぐ!正しい「メガネ・コンタクト」の選び方
デスクワーカーで頭痛や肩こりがある人の8割は、目の疲労が原因だと言われています。実際にメガネやコンタクトを替えて、不調が治った人がたくさんいます。正しいメガネ・コンタクトの選び方を紹介します。
目次
生活スタイルにあったメガネを作ろう
視力は、離れた検査表で測ることが一般的なので、私たちは遠くが見えるのがいいと思いがちです。けれど普段の生活では、遠くより近くを見ることが多いもの。なのに生活スタイルに合わないメガネを選んでしまっている人が増えています。
また、老眼鏡の場合「遠近両用」の優れたレンズが開発されているのに、敬遠する人が多いとか。事務作業が多い人は、遠近が見える調節補正レンズを早めにかけたほうが、体がとてもラクになるそうです。
そこでメガネ・コンタクト選びの、6つのこれをやったらダメ!を紹介。ぜひ参考にしてくださいね。
ダメ!1 視力1.2以上でメガネを作っている
ダメメガネで多いのが、遠くばかりよく見えるレンズ。現代人は近くや中距離を見る作業が多いのに、1.2以上の視力にこだわると、ふだんの作業では見えにくく、疲れやすいメガネに。メガネを作るときは、パソコン作業が多いなら近くがよく見えるタイプ。家事が多いなら中距離が見えるタイプなど、生活スタイルに合うレンズを。さらに外出用を別に作るとベスト。
ダメ!2 とりあえず既製の老眼鏡を買った
老眼鏡は、数千円の既製のもので済ませがちですが、これも問題。ほんの短時間ならともかく、読書や仕事で長く使うのはムリ。粗悪なレンズで疲れるし、フレームのかけ心地も悪いもの。それで老眼鏡がイヤになり、かけずにいて目の疲れで頭痛や肩こりを引き起こす人が多いそう。作ると数万円かかるので高いと感じるかもしれませんが、不調を治すための医療費と考えて。
ダメ!3 メガネやコンタクトを夕方に作った
1日作業すると、夕方には視力が低下します。その状態でメガネやコンタクトを作ると過剰矯正になり、疲れるメガネに。逆に目に合うメガネは、1日かけても疲れません。メガネを作るときは、午前中に病院へ。また、視力がでないのは病気が原因のこともあるので、検眼は病院で行うのがおススメです。
ダメ!4 ブルーライトカットだけのメガネを使っている
ブルーライトカットのメガネを使っても、目が疲れるという人が多いとか。実は、それだけでは、まぶしさが少しおさえられる程度で眼精疲労は解消しません。それよりパソコン作業に合わせて度数を入れたメガネのほうが、ずっと目の疲れを軽減します。その上でブルーライトカット機能をつけて。
ダメ!5 おしゃれなので細長いフレームを選んだ
近眼か老眼だけの単焦点ならいいのですが遠くも近くも見えるレンズなら、細いフレームはNG。遠近両用は、遠くを見るレンズを上に、近くを見るレンズは下に配置します。機能を発揮するには、転地32ミリ以上に。
ダメ!6 コンタクトが見にくく度数を上げた
コンタクトの度数を上げても見えにくいのは、目のカーブと合っていないせいかも。カーブの診断をするのは眼科医ですが、判断ミスも多いとか。他のメーカーのものを試すか、病院を替えたほうがいいかもしれません。あなたの目に合うメガネ・コンタクトで、不調を解消しましょう。
イラスト/伊藤ハムスター
(からだにいいこと2015年1月号より)
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