カムトレ × 美顔ボイトレで声と表情から若返る♥
全身の健康や美容に関わる「噛む力」について様々な分野から学ぶ「カムトレ」連載。 今回は、最近SNSなどで話題沸騰中のエクササイズ「美顔ボイトレ」と「噛むこと」の関係について学びます。
目次
「噛む」と「食いしばり」の違いを 知っていい声、いい顔に!
噛むことの大切さを、さまざまな専門家の健康・美容メソッドとともに学ぶ「カムトレ特別講座シリーズ」。第2回はボイストレーナーの鳥山真翔先生の登場です。
「女性の場合、更年期から確実に声が変化します。よく、声が低くなった・出しにくい……などの悩みが寄せられますが、原因は女性ホルモンが以前と比べて減少傾向にあるから。
この“大人の声変わり”は、正しい発声法を身につけて喉と声帯をケアすれば解決できるんですよ」と話してくれました。
声が若くなるだけでなく、顔まで若返るのが鳥山メソッド。最近では顔の筋肉がカチコチの人も多く、まずは顔の筋肉をほぐすことが大切なのだそう。そこで全員での歌唱に始まり、講義、そしてエクササイズも実践。
「正しく発声するためには、表情筋をしっかり使って鼻腔で声を響かせること。このとき、食いしばりがちですが、力んじゃうとNG! 顎をしっかり解放して、ほどよく優しく噛むことが大切です」
鳥山式・美顔ボイトレ メソッドとは?
表情筋を動かしてリフトアップ!
表情筋を動かすと、鼻腔に空気を送りやすくなり発声をコントロールできるように。
また、シワやたるみなどの悩みも解決できて一石二鳥!
「鼻腔共鳴」で 正しく発声
発声する上で大切なことは、鼻腔の空間を使って正しく発声すること。
これには口角挙筋をキュっ!と上げることがポイントになります。
顎まわりを リンパマッサージで解放
食いしばって首に縦筋が入ったり、噛む力が強すぎて顎を使い過ぎるとNG。
筋肉・リンパをケアして“優しく噛む”を意識することが大切です。
How to 表情筋エクササイズ
(1)口まわりの筋肉を緩めるエクササイズ。
唇の形を縦の楕円形にしたままぐるっと左右に各1周動かします。
1周40秒でゆっくりと。
(2)涙袋の下の頬にある口角挙筋にアプローチ!
頬を涙袋までゆっくり真上に引き上げます。
指で押さえながら40秒キープ。
(3)鼻腔に深く息を送り込むエクササイズ。
目の奥に力を入れて眉毛を上に。そして鼻から息を吸ってゆっくり長く吐く。
目の疲れもスッキリ♪
(4)顎まわりの筋肉を解放するマッサージ。
親指で舌下腺(顎・舌の裏あたり)を下から押し上げるように。
そのまま顎の付け根に向かって押して。
講座の前と後の Before ⇒ Afterに格段の差が!
参加したみなさんは大満足。短時間のトレーニングでこんなに変わりました!
撮影/大槻夏路 取材・文/細川麻衣子
(からだにいいこと2020年1月号より)
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