たるみ・二重あご 追放!骨を刺激する「あご拳固」で顔老化STOP
最近、顔の土台である「骨の老化」が、たるみや二重あごに大きく関係することがわかって来ました。骨に適度な刺激を与え、若返りホルモンをアップさせる「あご拳固」で、顔の土台から若返りを!
目次
顔の骨は加齢で減少、たるみ・二重あごの原因に!
「骨の体積は加齢により縮小します。そこで支えられなくなった脂肪は重力で垂れ下がり、たるみやシワが生じます」と話すのは、医学博士の山本慎吾さん。特に女性ホルモンが減少する40代前半からは、骨の萎縮スピードが加速していくことに。
恐怖!顔の骨は加齢で減少する
「骨は顔の土台。骨密度を増やせば若返りにつながります」と、美容皮膚科ソフトメディ代表の山本江示子さん。
「顔の骨が縮んだりスカスカになったりすると、その上にのっている筋肉や脂肪に凹凸ができます。これがシワやたるみの正体。若々しい顔を保つには頭蓋骨の減少を食い止め、凹凸を作らないことが重要です」
たるみ・二重あごに!顔の土台から若々しくなる「あご拳固」
そのために必要なのが、骨への適度な刺激。骨を刺激すると、「オステオカルシン」が分泌されやすくなります。これから紹介する「あご拳固」で骨を刺激してオステオカルシンが増えれば、骨が若返り、あごのたるみが引き締まります。
オステオカルシンとは?
ここ数年、注目度が高まる「オステオカルシン」は、骨から分泌されるホルモン。血流にのって全身に運ばれ、脳や体を活性化する効果が期待できます。
たるみ・二重あご対策に!「あご拳固」のやり方
あご先から2cmほど奥のくぼみ(下あごの骨のキワ)にこぶしをあてる。あご先から耳の下まで、こぶしを少しずつ動かしていく。
姿勢を正し、首をまっすぐに伸ばして口を軽く開く。にぎりこぶしをあごの中央裏側にあてて上下に動かし、歯を軽く3回噛み合わせる。
にぎりこぶしの位置を少しずつずらしながら、1と同じ要領で1カ所あたり3回歯をカチカチする。最後は耳の下で噛み合わせて終了。
「あご拳固」でたるみがスッキリする理由
骨に適度な刺激や圧をかけることで分泌されるホルモン「オステオカルシン」。「骨を作って」と命令するだけでなく、若さを保つ様々な働きをもっています。筋力や代謝もアップさせるので、顔だけでなく全身の若返りにつながります。
上下のあごをつなぐ靭帯は加齢で衰えます。すると下あごが下がり、その重みがほうれい線やマリオネットラインの原因に。「あご拳固」で顎関節の骨を刺激すると、靭帯の弾力も回復。あごの骨が正しい位置に戻れば、フェイスラインもスッキリ。
骨の代謝スピードは加齢とともに低下し、骨の形成が遅れがちに。「あご拳固」で骨に刺激を与えると、骨作りにブレーキをかけるホルモンを抑え、アクセル役のホルモンを分泌。結果、骨の減少が食い止められ、骨密度や骨質が高まります。
実際に「あご拳固」を含む顔の骨刺激を1カ月間続けると、50%以上の人で骨の質が改善し、オステオカルシンが増加。見た目年齢も若返るという結果が。
「あご拳固」はオステオカルシンが産生されやすいポイントを効率的に刺激し、少ない力で効果大。自律神経が整い血流も促進します。
たるみ、二重あごが気になる人は、今日から始めてみましょう!
撮影/福島章公 モデル/殿柿佳奈 イラスト/カシワギマリ
二重あごは、脂肪の蓄積や老化による皮膚のたるみが主な原因ですが、ストレートネックやむくみが原因になる場合もあります。二重あごをセルフケアですっきりさせるリンパマッサージや、舌のトレーニングを紹介します。
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