カムトレ×美しい歩き方が究極のアンチエイジングに!
全身の健康や美容に関わる「噛む力」について様々な分野から学ぶ「カムトレ」連載。 今回は「噛むこと」で「美しい歩き方・美姿勢」を保ち、アンチエイジングにつながるウォーキング術を学びます。
鼻呼吸でのウォーキングで、コルセット筋を鍛えて!
カムトレ特別講座シリーズ第5回は、バレエの要素を取り入れた姿勢・歩き方を数千人に指導してきた、マダム由美子さんの登場です。
「ハイヒールで姿勢よく歩く姿は美しいですよね。しかし近年、浮き指や外反母趾など足にトラブルを抱える人が増えています。
そこで今日はクラシックバレエの歩き方をベースに、美と健康を高めていく方法をお伝えします」とマダム由美子さん。
「中世ヨーロッパでは王族や貴族の男性がハイヒールをはいていました。フランスのルイ14世は、ハイヒールを愛したと同時に、バレエを推奨、保護した国王。その結果、アンチエイジングにもつながるバレエは多くの人に愛されるようになったんですよ」と、バレエの歴史から始まる講義に受講生の皆さんは興味津々!
後半は、ウォーキングを実践。
「美しく歩くために、最も大切な筋肉は腹横筋。別名コルセット筋とも言われていて、ここを鍛えると体幹がしっかりし、脂肪燃焼効果も上がります。そして腹横筋を鍛えるには鼻呼吸が不可欠! 鼻呼吸が習慣になれば代謝アップも期待できます」 この鼻呼吸を習慣化するために有効なのが、ガムなどを噛みながら歩くカムトレウォーキングなのだとか。
実践!マダム由美子式カムトレ美ウォーキング
[美しく歩くために]
●まず裸足から練習を!
クラシックバレエでは“足指から下ろす”歩き方が基本。歩行時の重心を足指にすることで、スッと軽やかに動くことができます。
そのためには足指の筋肉を伸ばして足裏の筋肉をしっかり付けること。裸足で感覚を確かめながら練習して。
●ポイントは鼻呼吸を意識すること。ガムなどを噛むと自然と鼻呼吸に。
【1】足指から下ろす
歩行時、かかとは着きますが、重心をかけるのは足指5本。特に“指の腹”部分を意識。そして足指で地面を押すように、歩き出します。
【2】ひざを伸ばす
ひざが曲がると脚が美しく見えないだけでなく、猫背になってあごが前に突き出るので要注意!
ひざを伸ばすと同時に、背筋もピン!
【3】内臓を持ち上げる
体の軸がぶれないように、腹横筋に力を入れます。すると内臓もぐっと上へと持ち上げられる感覚に。お腹が引っ込み体幹が鍛えられます。
【4】鼻呼吸を意識して歩く
鼻呼吸は、空気が鼻腔を通ると眉毛があがり、顔全体の筋肉を刺激し口元が締まるため、小顔効果が期待できます。ガムなどを噛むことで鼻呼吸を無理なく持続でき、唾液分泌も期待できるので、まさに一石二鳥!
【5】肩を下げて
仕上げにひじを下げることで、肩が自然に下がります。これで、デコルテラインや首まわりをスッキリ見せることができます。
● 歩き出しは、バレエ・3番の足
軸足に対して、もう片方のかかとを軸足の土踏まずのところに置く、この3番の状態からスタートします。一直線上を歩くように意識して。
驚くほど美しく変化した姿勢に、全員が大満足!
講座終了後のお約束の記念撮影では、皆さん圧巻の美姿勢そろい踏み。
マダム由美子さんの美しい姿勢とたたずまいに魅せられた参加者多数、カムトレ×美ウォーキングを続ける決意表明が続出しました!
終始、背筋がピンと引きしまる思いでした
[平坂奈保さん]
先生がご登場された瞬間から、立ち居振る舞いにオーラと気品を感じました! お話の仕方も素敵でした。
“足指からの着地”を今すぐ実践します!
[ 木村えりなさん]
先生の歩く姿がとても素敵だったので、私も今すぐ歩き方を改善しよう! と決意しました。
美しい歩き方のためカムトレを実践します
[玉城誠子さん]
キレイに歩くには噛み合わせのバランスも大切。足指をしっかり鍛える重要性についても学べて良かったです。
今日から鼻呼吸を意識します!
[林 美帆子さん]
噛むことと歩くことの関係性において、ガムを用いた鼻呼吸が良いとは! 鼻呼吸、意識します。
撮影/大槻夏路
(からだにいいこと2020年3月号より)