膝裏&鼠径部の「深部リンパ流し」で足のむくみ改善、ほっそり美脚に!
寝ながら脚を振るエクササイズをご紹介。膝裏や鼠径部の「深部リンパ管」に詰まっている老廃物が流れると、足のむくみが改善して美脚に。 リンパの滞りがスムーズになり、足の冷えにも効果的な美脚メソッドです。
目次
膝裏&鼠径部のリンパ管詰まりが解消!運動なしで美脚に
「何をしてもヤセにくい私。これって体質?」「特に下半身が太いのは、日本人の特徴?」
そう感じている人は少なくないはず。
「脂肪や老廃物を流すリンパ管が詰まっていると、何をしてもヤセません。詰まりを取れば、運動なしでもヤセるんです」と話すのは、エステティシャンの夜久ルミ子さん。
現代女性は、運動不足や脚を締めつけるスキニーパンツの影響で膝裏や鼠径部など脚のリンパ管が詰まりがち。これが、食事制限や運動をしてもヤセない原因と話します。
より多くの脂肪を流す“深部リンパ”は筋肉の中にあるため、体表だけを刺激する普通のリンパマッサージでは詰まりがとれません。
今回紹介する「深部リンパ流し」なら、筋肉まで届く刺激で深部リンパがほぐれて、脚に溜まった老廃物と脂肪が一気に押し流されます。筋肉が刺激されて血流が改善するので、冷えやむくみも改善されます。
リンパの流れがよくなると、重だるいむくみ脚も軽くなってほっそり。冷え知らずの体質とスッキリ美脚を一石二鳥で手に入れて。
楽にヤセたいなら、リンパを流す! 脂肪が燃える「リンパの魔法」
「深部リンパ流し」が美脚とむくみに効果的な理由
普通のリンパマッサージでほぐす“浅部リンパ”には、全リンパ液の6%しか流れていません。残り94%が流れるのは“深部リンパ”。
今回ご紹介するテクでは、深部リンパがほぐれ、2つの管をつなぐ“穿孔(せんこう)リンパ管”が活性化。浅部リンパ中の老廃物や脂肪も深部リンパへ集まり、一気に排出されます。
膝裏&鼠径部のリンパをほぐす「深部リンパ流し」のやり方
鼠径部のリンパをほぐして、太ももヤセ
あお向けに寝る。右脚はひざを立て、左脚は斜め上に伸ばす。左脚の太ももの両脇、つけ根付近を両手でつかむ。
両手で太もものつけ根をつかんだまま、左脚のひざから下をスイングさせる。トントンとリズミカルに3回。
太もものつかんだ場所から鼠径部リンパ(★の位置)に向かって手のひらで手のひらでさすり、老廃物を流す。右脚も同様に。
+1テク 膝裏のリンパをほぐして、ふくらはぎヤセ
あお向けに寝て両ひざを立て、左脚のひざ裏に両手の指先を入れる。ひざ裏を天井へ持ち上げつつ3回スイング
その後、ひざ裏から鼠径部に向かって手のひらでさすって。指先を入れる位置を下げて、太もも裏全体を刺激しつつ繰り返すと効果UP!
撮影/神尾典行 モデル/原田ゆか イラスト/後藤知江
下半身太りや冷えの原因になる「むくみ」。その原因の一つがリンパの滞りで、心臓から遠い下半身は、リンパ液が溜まりがちに。下半身のリンパの要所を狙ったマッサージをすれば、全身のリンパの流れがアップし、むくみがすっきり!