カムトレ×筋膜ケアで顔たるみUP!
全身の健康や美容に関わる「噛む力」について様々な分野から学ぶ「カムトレ」連載。 今回は「筋膜」と「噛むこと」に、どのようなつながりがあるかを学びます。 インスタライブも大好評、受講者の方々が驚きの声を上げた筋膜をほぐすマッサージは必見です!
噛むことが全身に影響するのは、筋膜でつながっているから
噛むことの大切さを、さまざまな専門家の健康・美容メソッドとともに学ぶ「カムトレ特別講座シリーズ」。第4回は“筋膜”のエキスパート、大久保圭祐さんの登場です!
「筋膜とは、筋肉を包むだけではなく、骨や神経・脂肪・血管などあらゆる組織を包み、全身の緊張をコントロールしている、いわばボディスーツのようなもの。実物は、鶏肉の皮を剥いだ時に見られるスジに近いですね。また“筋膜はへチマのタワシみたいだ”と表現した専門家もいるんですよ」と、座学タイムに受講者の方々は「なるほど~!」の連発。
「僕は以前、左目に比べて右目が奥二重だったんですが、左肩の筋膜が硬かったので、ほぐしたところ…なんと右目が左目と同じバランスに整ったんです!」と、大久保先生。思いもよらない部分の筋膜が原因で、別の部分・部位が不調をきたす=筋膜と全身の健康バランスがこんなにも密接だということを、ご自身の体験を交えながら教えてくれました。後半は、噛むことに関わる筋膜を緩める“カムトレ筋膜ゆるめ”を実践。
「筋膜ゆるめで大切なのは、力を加える側ではなく、受ける側の筋膜が緩んでいくのを“感じる”こと。意識することで、より効果は高まります」。
大久保さんの言葉に従って行うと、なんとセミナー終了時には、顔のリフトアップや左右のバランスが整う効果を実感した人が続出しました。
カムトレ×筋膜ほぐしのやり方
くいしばるクセや歯ぎしり、噛み合わせの違和感などがあるなら、筋膜は全身の健康に影響を与えるので、顔&あご周りの硬くなった筋膜を緩めましょう。
その際、刺激を受けている箇所に意識を向け、筋膜が緩むことを感じて!
脳への伝達も大切なプロセスです。
押さえるポイントはこの2カ所!
1. 頬~側頭部の筋膜を緩める
「押さえる場所」写真の黄色部分(1)に指を3本当て、優しく押し当てる。
このとき「筋肉・筋膜が緩むから指が入っていく」というイメージで。
次にゆっくり口を開けながら、そのまま指を奥へ沈めていく。
左右各3回繰り返し、(2)も同様に行う。
2.あごの内側を親指で押す
あごの付け根に親指を当て、上に向かって指が入っていくように意識する。
そして口を指と同じ方向にゆっくりスライド。左右各3回。
3.あごの下~首筋をゆっくり伸ばす
左の鎖骨の下に右手を当てる。左手でフェイスラインを引き上げるようにゆっくりと顔を上に向ける。首筋が伸びるのを感じて。左右各3回。
参加者の方々から、驚きの成果報告が!
筋膜ゆるめを実践した参加者のみなさんからは、効果に驚きの声が続出しました。
桑原三奈子さん
普段から重めの右目が、右側マッサージ後、徐々に開いてきて……最後には顔全体がラクになった感覚でした。写真左⇒右にかけて、目力のあるスッキリ顔に♪
井上良子さん
全体的に下がっていた右側がぐっと引き上げられ、ずれていた眉頭と頬の高さがきれいに整いました。ほうれい線も薄くなったと感じました。
森井房代さん
顔全体のリフトアップ効果が感じられました。なにより“緩むことをイメージする”という意識的な観点から筋膜に働きかけることが大切、という先生のお話に納得です。
最後は大久保さんを囲んで記念撮影を ♪
みなさん、「カムトレ×筋膜ゆるめ」効果で、バランスの良い素敵な笑顔になっていますね!
撮影/大槻夏路 取材・文/細川麻衣子
(からだにいいこと2020年3月号より)