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骨盤を支える「肛筋はさむエクサ」で美尻&太ももヤセ!
「肛筋(こうきん)」と呼ばれる肛門周りの筋肉をきたえると、下半身やお腹周りが引き締まり、ゆがんだ骨盤も整います。さらに全身の血行がよくなり、代謝がアップ。消費カロリーが増えてやせやすい体に変わっていきます変わりますよ。
目次
お尻にペンをはさんで「肛筋」を刺激
骨盤は上半身を支え、下半身の軸となるとても大切な部分。でも日々の動作や間違った姿勢、運動不足などでずれやすく、こうした骨盤のずれがさまざまな不調につながります。
そこで注目したいのが、肛門周りの筋肉「肛筋」。肛筋をきたえると、下半身やお腹周りが引き締まり、ゆがんだ骨盤も正しい位置に戻って整います。
日常生活で肛筋を使う機会はほとんどありません。いわゆるインナーマッスルなので、意識的に刺激を与えることが大切。
そこでおすすめなのが、お尻にペンをはさんで肛門を締めるエクササイズ。ふだん使っていない分、鍛えれば結果が出やすい部分。続けるうちにプリッと上がった小尻と細ももに!
むくみやゆがみも改善「肛筋エクサ」のやり方
早速「肛筋エクサ」にトライ。基本のエクササイズのほか、お悩み別に3つのエクササイズを紹介します。
美尻になれる基本の肛筋エクサ
背筋を伸ばして自然に立ち、ペンをお尻の割れ目に差し込みます。肛門まわりの筋肉をペン先で包み込むイメージでギュッとはさんで。8秒キープしたらゆるめ、これを3回繰り返します。
肛門にペンの側面が当たるよう、ななめ45度にペンを差し込みましょう。息は止めないで。
ペンはさみ+屈伸でむくみ解消
背筋を伸ばして立ち、ペンをお尻の割れ目にはさんだら両腕を前に伸ばします。背筋を伸ばしたまま膝を曲げ、「きついと感じる一歩手前まで腰を落とし8秒キープ。これを3セット行います。下半身の血流やリンパの流れが改善し、足全体がすっきり。
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両腕でバランスをとり、ゆっくり膝を曲げて。ペンを落とさないよう、肛門周りの筋肉を意識しましょう。
ペンはさみ+エアフラフープで骨盤ゆがみ矯正
背筋を伸ばして立ち、ペンをお尻の割れ目にはさんだら、フラフープを回すイメージで骨盤をゆっくり回します。左右4回ずつ、3セット。体の軸が整って、骨盤のゆがみが改善されやすくなり、お腹周りの脂肪燃焼も促します。
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背中が丸まって前かがみにならないよう注意。上半身はなるべく動かさないで。
ゆがんだ骨盤を整えて健康ヤセ体質へ
肛筋を刺激しながらのエクササイズを続けると、ほかにも、猫背解消、プリッとした小尻効果、太ももスッキリ、O脚やX脚の改善、尿漏れの改善、便秘の解消などさまざまな効果が期待できます。出産を経験すると特にゆるみがちな肛門周り。引き締めて健康ヤセを目指しましょう!
撮影/神尾典行 イラスト/きくちりえ
(からだにいいこと2018年3月号より)
[ 監修者 ]