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「顔コリ」のボスキャラ退治でクマがサ~ッと引いた!
顔の「老け感」の原因はズバリ、目元の「シワ」「たるみ」「くすみ」。そんな目元のトラブルを、「コリ」を取り除いて解消する若見え術をご紹介します。
目次
コリの“ボスキャラ”を 排除すれば目元が明るく!
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目元のトラブルの元凶は、顔のコリ。目の周りの筋肉がこって固まると、その部分の血行やコラーゲンの代謝機能が低下し、くすみやシワ、たるみが生じます」と、鍼灸整体師の寺林陽介さん。
では 、目の周りのコリはどうやって取ればいいのでしょう。
「私は筋肉が特にコリ固まっている場所のことを、コリの”ボスキャラ“と呼んでいます。顔の筋肉が衰えることで発生するのですが、このボスキャラを退治したり、寄せつけないようにするのがこれから紹介する手ワザ。目の周りの表情筋を適切に鍛えることでコリがしっかりほぐされ、クマやたるみがサ~ッと引いていきます」(寺林さん)
目元のコリ(ボスキャラ)の発生は、 表情筋の衰えが原因!
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コリを退治しないと……
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目の周りの表情筋(上図)が衰えてゆるんだり、固くなったりすると、コリが発生。放っておくと血流を低下させ、シミ、たるみ、くすみを引き起こす悪の親玉(ボスキャラ)に。
表情筋を鍛えながらボスキャラを退治し、コリを寄りつかせないことが大切です。
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それではエクササイズをやってみましょう!
続けるうちに、美容トラブルに悩まなくていい明るい目元になれるとか。さっそく今日から始めてみて。
目の下のくすみ(クマ)対策エクサ
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クマを発生させるコリのボスキャラは、黒目の下に隠れています。中指を武器に、目の下の筋肉を目頭から鍛えて排除を。左の方法は目元のたるみ、シワの改善効果もあり! 摩擦を避けるため、指先にクリームをつけてから行って。
それではエクササイズの方法をご紹介します。
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目頭の下にあるくぼみに中指の先をあてる(❶)。軽く圧をかけながら、上下小刻みにブルブルと10回動かす。
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中指の先を黒目の下にあて(❷)、1と同じように圧をかけながら上下に10回ブルブル。さらに目尻の下も同様に(❸)。
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目頭に指を戻し、黒目の下→目尻→こめかみへと指をすべらせる。1〜3を3回くり返す。
上まぶたのたるみ対策エクサ
くすみ対策で紹介した、目の下を鍛えるテクのついでにやってほしいのが、上まぶたと目尻の筋肉を鍛えるエクサ。
上まぶたと目尻も、たるみやシワが気になりやすい部分。下のテクで鍛えることでコリのボスキャラが寄りつかなくなり、若い目元をキープでき、顔がさらに若返りますよ♪
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まばたきや目の酷使で疲労が溜まり、下がりがちな上まぶた。たるみのボスキャラを寄せつけないためには、人差し指・中指・薬指の3本を武器に、眼輪筋を鍛えるエクサを!
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人指し指、中指、薬指の3本の指を眉下に置き、眉を押し上げる。この時、額に力を入れるとシワができてしまうため、額の力は抜いて。
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眉を引き上げたまま目を閉じて2秒。目を開けて2秒。これを5回くり返す。
手を顔から離して小休止。1に戻り、2の動きを再び行う。
これを合計3セット。
※一度手を離し、力をゆるめてから再度行うことで効率的に鍛えられます。
目尻のシワ対策エクサ
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目尻のシワは、コリが溜まると、どんどん深く広い範囲に及んでいきます。でも今から対処すれば大丈夫。中指と薬指を使って目尻の筋肉を鍛えることで、シワを悪化させるコリの親玉が寄りつかなくなります。
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目尻に中指と薬指を置き、骨を感じるところまで押す。
そのまま口角を上げて笑顔を作った後、目を閉じて2秒。再び目を開いて2秒。
これを5回。手を顔から離して小休止。
再び目尻に指を置き、同じことをくり返す。これを合計3セット。
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ニコッとした時、上方向に力をかけると、目を閉じた時に目尻にシワができてしまいます。指で皮膚を上に引っぱらないように注意して。
撮影/大瀬智和 福島章公 モデル/戸上亜矢佳
イラスト/中村奈々子
(からだにいいこと2017年10月号より)
[ 監修者 ]