ツラ〜いコリやダルさは「15秒背伸び」で飛ばす!
つい、楽な座り方や立ち方をしていませんか? これが逆に疲労を作ってしまいます。そんなときは15秒、グイッ!と背伸びをして。疲れがすーっと軽くなります。姿勢の専門家も、様々なケアの中で背伸びが一番効くと断言。実はスゴイ背伸び、効果的なやり方もあるのです。 早速グイッ!と伸びて疲労を追い出しましょう。
目次
しぶとい疲労を追い出し、メンタル不調まで治す!
昔の人はよく体を動かし、着物の帯で骨盤を固定していたので、背筋がスッと伸びて背骨はキレイなS字カーブを描いていました。
ところが座る時間が長く、歩行が減った現代人は、背骨が丸まって猫背に。これが背骨を圧迫してコリや疲れの原因になります。
背骨が正しい位置に戻ると、骨盤や内臓も本来の位置に収まり、体の循環がスムーズに。心の不安も消えて、生理痛まで軽くなりますよ。
悪い姿勢が疲労の元に!
姿勢が悪い現代人は背骨が後傾し、背骨が丸まった状態に。骨と骨のつなぎ目を通る神経の穴がつぶれ、内臓機能や血流が低下して疲れやすくなります。
背伸びで背骨を正しい位置に戻せば、疲れない!
「背伸び」をすると丸まった背骨が一気に伸び、骨盤が起きて理想のS字カーブが復活。全身の循環がよくなり、疲労物質が流れやすい体に。
全身にじわーっと効く「15秒背伸び」のやり方
(1)体を揺らして重心を真ん中にする
足を肩幅に開き、平行にして立つ。
足指を浮かせた状態で、左右に体を軽く揺らし、2~3往復したら、体の真ん中で止まる。
同様に前後にも揺らして止まる。
重心を真ん中にキープして足指を下ろす。
(2)手を組んで裏返し、ゆっくり上へ伸びる
手を組んで裏返し、手の甲を見て腕を伸ばしながらゆっくり上げる。
手と足で引っ張り合うように伸び、頭上まで来たら組んだ手を離して、横から指先が遠くを通るように下ろす。
上げて下ろすまでを15秒かける。
(3)座ったまま背伸びでもOK!
腰を丸めずに骨盤を起こし、座骨(お尻の下の2つの骨)を座面に突き立てるように座る。(2)と同じ手順で手を組んで裏返し、15秒かけて伸び、横に手を下ろす。
「背伸び」を1年間続けたら、仕事のストレスからのコリやダルさ、慢性的な疲労感がすっかり消えて、心が軽くなったという体験者も。これはやらない手はありません!
撮影/土肥祐司 モデル/佐藤愛子 イラスト/シュクヤフミコ
(からだにいいこと2017年2月号より)
[ 監修者 ]