目の血流を効率的にアップ!老眼・疲れ目はお風呂テクで改善
目がショボショボする、細かい文字が読みにくい…。こうした老眼や疲れ目を「年だから」と諦めていませんか? お風呂でできるセルフケアを行えば、目の血流がアップ。老眼進行を抑え、疲れ目をすっきりさせましょう!
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血の巡りをUPして、目の老いをくい止める
「近くばかりを見て目を動かさない現代人は、目の筋肉がこって血流が滞りがち。特にスマホやPCを長時間見ている人は、要注意です」というのは、眼科医の本部千博さん。
目の血管はとても細く、血の巡りが悪くなりやすいもの。近くを見続けて目の筋肉がこりかたまると、血流はさらに悪化します。すると酸素や栄養も十分に行き渡らなくなり、目の機能が低下。目の疲れが取れなくなったり、老眼が進むことに。
そこで本部さんおすすめの、お風呂でのアイケアを。全身の巡りがよくなり、筋肉の緊張もゆるみやすい入浴中は、目の血流を効率的に上げられます。
目も肌や体形と同じで、きちんとケアすれば若さを保てますよ!
目に効果的な4つのお風呂テク
(1) 目の周りにシャワーをあてる
目を閉じ、気持ちいいくらいの熱さ、水圧のシャワーを目の周り全体にあてて。左右の目で合計1分ほど。筋肉がゆるみ、目の周辺に多い「目にいいツボ」も刺激できます。
(2) 湯船のへりで首の後ろを押す
湯船のへりに首の後ろの髪の生え際部分があたるように体をずらして寝そべり、リラックスして。疲れ目に効くツボ「天柱」と「風池」が刺激されてスッキリ、首や頭のコリも改善します。
●あてるツボはココ!
「天柱」と「風池」はどちらも首の後ろの髪の生え際あたりにあります。目の疲れや老化予防のほか、天柱は肩こり・疲労回復に、風池は自律神経を整える効果が期待できます。
(3) ホットタオルの下で目玉グルグル
熱めのお湯にタオルを浸してしぼり、目の上にのせる。目を開けたまま、目玉を上下・左右・斜めといろいろな方向に動かして、最後に右回り、左回りにぐるりと回す。これを3セット行って。
(4) 風景のポスターを壁に貼って眺める
風景が描かれた「お風呂用ポスター」を壁に貼り、ボーッと眺めて。脳が遠くを見ていると錯覚し、目の緊張がとけます。お風呂用のポスターは、ネットショップで購入可能です。
どれも簡単テクなので、お風呂ついでの習慣にぜひ。続けるうちに、目が若返った!と感じられるはず。
イラスト/なかきはらあきこ
(からだにいいこと2016年7月号より)
[ 監修者 ]