ストレスがお腹の調子に出やすい人に!腸活ストレッチ|セルフ整体教室
腸とメンタルには、密接な関係があるといわれています。ストレスを感じているときこそ、簡単なセルフ整体&ストレッチで腸の働きを整え、便秘を改善しましょう。
目次
ストレスが腸の調子を崩す原因に?!
「緊張したらお腹が痛くなった」「大事なテストの日にお腹をこわしてしまった」などの経験がある人は多いのではないでしょうか?
これは、腸と脳が自律神経を介して密接に関わり合っているから。「脳腸相関(のうちょうそうかん)」とも呼ばれます。
脳は、ストレスの影響を強く受けます。そのため、便秘や下痢、ガス腹といったお腹の不調は、ストレスが原因で起こっている可能性もあるのです。
「仕事が忙しい時期は便秘気味になる」「イヤなことがあるとお腹の調子が悪くなる」などの心当たりがある人は、寝たままできるストレッチを試してみましょう。
おやすみ前に、紹介するストレッチをして自律神経を整えると、寝つきも良くなりますよ!
腸のこわばりを取る「6点マッサージ」
最初に紹介するのは、手でお腹を刺激し、腸の動きをうながして便秘を改善するマッサージ。
はじめに全身にギュッと力を入れると、そのあと体の力が抜けやすくなり、副交感神経が優位になります。
その状態で、大腸の流れに沿って腸をやさしく刺激すれば、お腹のこわばりが取れ、腸の内容物がスムーズに流れるようになります。
<やり方>
(1)あお向けに寝る。5秒間、全身にギュッと力を入れた後、脱力する。これを3回繰り返す。
(2)両ひざを曲げる。両手のひらを重ねてお腹に当て、右下→右上→みぞおち→左上→左下→へその下の順に、ゆっくりとさする。手を右下から左上まで動かすときに息を吸い、左上から右下まで動かすときに息を吐く。これを3周行う。
(3)両手の指先を重ねてお腹に当て、右下→右上→みぞおち→左上→左下→へその下の6カ所を、順番に優しく押す。押すときは息を吐きながら、力が強くなりすぎないように注意する。これを2周行う。
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筋肉を刺激して腸を動かす「腰ひねりストレッチ」
ストレスで腸の調子が悪いときは、お腹や腰の筋肉がこわばり気味になっています。すると腸がうまく働かず、便秘の原因に。
腰からゆっくりとひねる動きで全身の血流を上げ、腸にも心地よい刺激を与えると、便秘の改善につながります。
ひねるときに、無理をするのはNG。体が自然に止まるところまで動かすだけでも、十分な効果が得られます。
<やり方>
(1)あお向けになり、両手を上げる。息を吐きながら体をぐーっと伸ばしたら、そのまま呼吸を3回繰り返す。
(2)両手を肩の高さで広げ、両ひざを曲げる。左足のくるぶしを右ひざにかけ、息を吐きながら、両脚をゆっくりと左側に倒す。倒れたところでキープし、5回呼吸を繰り返す。息を吸いながら元の姿勢に戻り、反対側も同様に行う。
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お腹のハリを取る「ゆらゆらストレッチ」
最後に紹介するのは、ガス腹を改善するストレッチです。
ひざを抱えることで、一時的にお腹を圧迫します。その後すぐに開放すると、お腹の血流がアップ。新鮮な血液が腸へと送られます。
さらに、ゆらゆらと体を動かせば腸が刺激され、しっかり働くようになります。お腹のハリにも、便秘にも効果的なストレッチです。
<やり方>
(1)あお向けになり、両ひざを曲げる。息を吐きながら右ひざを両手で抱えて胸に引き寄せる。一度息を吸い、再度吐きながら左ひざを胸へと引き寄せ、両ひざを両手で抱える。その姿勢で、呼吸を5回繰り返す。
(2)自然に呼吸をしながら、両ひざを前後に軽く揺らす。その後、左右に両ひざを小さく揺らす。息を吐きながら、元の姿勢に戻る。
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ストレスを減らして、自律神経から腸を整えよう
心と腸は、切っても切れない関係です。ストレスによって自律神経が乱れると、腸は正常な働きができません。すると便秘やガス腹など、腸の不調の原因となります。
仕事や家事で、毎日忙しい現代人。ストレスフリーな生活を送るのは、なかなか難しいかもしれません。
でも、寝る前の腸活ストレッチを習慣化すれば、お腹のトラブルはかなりラクになりますよ。
今回ご紹介したストレッチは、基本的にはいつ行ってもOK。
横になって行うものなので、寝る前の習慣にするのがおすすめ。ただし、食事の後は1~2時間あけてから行いましょう。
また、妊娠中の人や、内臓疾患がある人は避けてください。
腸活ストレッチで、便もストレスも溜め込まない生活を目指しましょう!
撮影/福島章公
運動不足の人に!便秘改善・腸活ストレッチ|セルフ整体教室|からだにいいことWeb
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撮影/福島章公
[ 監修者 ]