足裏・土踏まずをボールでほぐして更年期・生理の不調を改善!
更年期や生理の症状にお悩みの人は、土踏まずのアーチが崩れているかも。足裏の反射区をほぐして筋肉の緊張をとけば、子宮の働きや血流が改善。ゴルフボールを使ったマッサージで、ホルモンのバランスを整えて!
目次
まずは土踏まずの健康チェック!
土踏まずは健康のバロメーター。自分の体を知るには、まずは足の裏からです。自分の土踏まずに問題がないか、2つの方法でチェックしましょう。
横から見た土踏まずの高さは、1cmくらいがベスト
足の裏を床につけて横から見たとき、1cmくらいの空きがありますか? 空きすぎても、空きが少なくてもNG。疲れやすくなるほか、腰痛にもつながりやすいです。
足の指が床から2cm以上浮けばOK
床にまっすぐ立った状態で、足の指を全部上げてみて。2cm以上浮きますか? 指が上がらない人は、足裏の筋力が弱り、骨格がゆがんでいる可能性があります。
土踏まずをほぐすといいこと
[その1]老化で滞りがちな赤血球の流れがよくなり、体が若返る
土踏まずのアーチがくずれると足の筋肉が緊張し、ふくらはぎまで硬くなります。すると全身の血流が滞ることに。体の末端にある土踏まずは、血流がよどみがちなので、ほぐすと血流がアップします。加齢によって滞りがちな赤血球の流れもよくなり、全身に栄養や女性ホルモンが行き渡り、体が若返ります。
[その2]骨盤の位置を元に戻して、子宮や卵巣を活性化
土踏まずが硬いと、緊張した足の筋肉に骨盤がひっぱられて、骨盤が後ろに傾き、姿勢が悪くなります。土踏まずをほぐせば姿勢が整い、骨盤内のスペースが広くなり、婦人科系臓器の働きが活発に! 子宮や卵巣の働きが活性化し、更年期障害を予防。また、生理の不調が改善します。
女性ホルモンの増加をサポートする反射区
足の裏には全身の臓器や器官などに対応する反射区があります。女性ホルモンに関係するのは、副腎と生殖器。足裏では土踏まずの上部と下部が反射区です。ここを意識してほぐしてケアし、女性ホルモンの増加をサポートしましょう。
同じ年齢の女性でも、若く見えて元気な人と疲れて老けて見える人がいます。その差は、40代に入ると急激に低下する「女性ホルモン」にあるかも。女性ホルモンにいい生活を送り、いつまでも若々しく過ごしましょう!
ゴルフボールでコロコロ土踏まずほぐし
土踏まずのマッサージには、ゴルフボールがぴったり! それでは早速、足の裏をマッサージケアしていきましょう。
【やり方】
イスに座りながら、ゴルフボールで土踏まずを刺激。手でもむより強めの圧をかけられて、イタ気持ちよさがヤミツキになります。モコモコ靴下の中にゴルフボールを入れて行ってもOK!
ゴリゴリするところは、血流が滞っているので重点的にほぐして。女性ホルモンアップには、土踏まずの上部と下部を重点的に行いましょう。
土踏まず足湯
洗面器に土踏まずが浸かる程度に浅くお湯をはり、足湯をするのも効果的。足裏は高めの温度でも熱さを感じにくいので、短時間で温まります。
【やり方】
片足が入る大きさの洗面器に、48度くらいの熱めのお湯を1㎝程入れる。足をつけて2~3分。足の甲にお湯がかかると熱いので注意して。
お風呂でゆったり土踏まずほぐし
全身が温まる湯船の中で、土踏まずほぐしマッサージをするのもおすすめです。
【やり方】
湯船に浸かり、片方のひざの上に反対の足をのせて、両手で足を抱え、親指で土踏まずをもみましょう。軽い力で2~3分指圧するだけで、末端にたまった血流が即効で改善!
簡単なのに効果がある土踏まずほぐし。テレビを見ながら、家事や仕事の合間、お風呂ついでにホルモンケアができちゃいます。ぜひお試しくださいね。
女性ホルモンの低下と共に、心と体にさまざまなトラブルがあらわる更年期。不調があるとつらいですが、自分でできるセルフケアで少し軽くすることはできます。更年期を明るく乗り切るための方法をまとめました。
撮影/福島章公 モデル/西秋愛菜 イラスト/林 幸
(からだにいいこと2015年5月号より)
[ 監修者 ]