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食べすぎ防止!食欲を抑える“爆食い”解消レッスン
ダイエットの大敵は食べすぎ。腹八分目をキープすれば太らないとわかっていながら、難しくてくじけていませんか? ムリなく食欲を抑えるテクニックを紹介します。
目次
胃袋は本来「腹八分目」で満足できる
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栄養十分で脳が満足する食べ方なら、腹八分目で食欲はストップ。胃は食べたものをよく消化し、老廃物はお通じとして排出されます。
ところが、栄養不足だったり、脳が満足する食べ方をしていないと、お腹がいっぱいでも脳が「もっと食べたい」という指令を発信。
すると、胃は食べたものを消化しきれず、太ったりもたれたり。腹八分目でストップするポイントは、満腹感ではなく満足感なのです。
全身でおいしさを感じる、生野菜の「五感食べ」
脳はおいしさを五感で感じたとき、大きな満足感を得ます。生野菜は味も食感もシンプルなので、感覚磨きに最適。
好きな生野菜を1種類選び、「よく見る」「香りを嗅ぐ」「食感を楽しむ」「かんだ時の音を聞く」「味わう」と五感をフル活動させて食べることで、食事の満足度が上がります。
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ダラダラ食い防止には食中・食前の「スマホ断ち」を
ダラダラと食べ過ぎてしまう原因のひとつが“ながら食い”。食事中はもちろん、食前もスマホやテレビを見るのは控えて。ほかのことに気をとられていると、食事で脳が満足しづらくなります。
また、「いただきます」「ごちそうさま」を言うことで、食事時間に線引きがされ、ムダ食いしなくなります。
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早食いしなくなる! 食前の「水飲み」&「10秒ウォッチ」
食前にコップ1杯の水を飲むだけで、空腹感が落ち着きます。次に目の前の食事を10秒見つめ、「全部食べる必要ある?」「ゆっくり食べたほうがおいしくない?」と自問して。
早食いをしなくなり、“満腹”になる前に“満足”できるようになります。
「ワクワク食べ」で間食がピタリと止まる
毎日の食事を「まあ、これでいいか」と適当に決めていませんか。食事が“エサ”になると、お腹はいっぱいになっても心が満足しません。
たとえ忙しくて選択肢が少ないときでも、その中で一番食べたいものをきちんと選び、ワクワクしながら食べましょう。心が満たされて間食が止まります。
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もっと食べたいと思ったら「お腹に手あて」を
おかわりやデザートに迷ったときは、お腹に手をあて、胃の膨れ具合を確かめて。十分に満足しているという胃の声に気づくと、脳は納得し始め、もっと食べたい気持ちが抑えられます。
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テーブルマナーを守る「淑女食べ」なら少量で満足
「ひと口の量を小さくする」「顔を上げて背筋を伸ばす」「食器をなるべく汚さず、きれいに食べる」などのテーブルマナーを実践してみて。自然と時間をかけてゆっくり食べることになり、少量で満足感が出ます。
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いつもと違う食べ方をして「おいしい感動」を増やす
マンネリ化した食事は、食への関心が薄くなり満足感が高まりません。調理法や味付け、食材の切り方などを変えて、いつもと違う食べ方をして、おいしい感動を発見しましょう。

「あと一口」の誘惑はきっぱり断ち切るのが正解!
コロッケやおにぎりは1個食べきるもの、そんな思い込みが腹八分目を邪魔します。もう満足と思ったら、あと一口でも残しましょう。
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「ちょこちょこ食べ」で満腹センサーが磨かれる
腹八分目で食事をスパッと終わらせるために、満腹センサーを磨きましょう。ちょこちょこ食べは、シュウマイを一口かじりって満足したら、次は煮物というように、一品を一口ずつ確認する食べ方です。
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心が満腹する食べ方なら、胃袋も満足! できることから実践してみてくださいね。
イラストレーション/山下以登
(からだにいいこと2016年5月号より)
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慌ただしく早食いしたり、口寂しくて無意識に食べ物を口にしたり、テレビやスマホに気を取られて「ながら喰い」…そんな現代の私たちの食べ方が、実はおデブの元。最初のひと口をきちんと味わう食べ方に変えて、無理なく太りにくい体に変わりましょう!
[ 監修者 ]
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