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腎臓・肝臓・大腸ケア

ダイエットに「腎臓・肝臓・大腸」ケアが大切な理由

私たちの体内では、日々、乳酸や尿素などの老廃物が生み出されます。また、体外から取り込まれた有害物質は分解できず毒素としてたまりがちに。老廃物や毒素をほおっておくと代謝が落ちてやせにくい体になってしまいまうので、内臓の働きを高めて、毒素を体外に排出させましょう。

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腎臓・肝臓・大腸の働きとダイエットとの関係

毒素や老廃物を体外に出して代謝をよくする役目を果たしているのが、腎臓・肝臓・大腸です。3つの臓器の働きがよければ、デトックスもスムーズで、代謝のいいヤセやすい体に。それぞれどんな働きをしているのでしょうか?

腎臓の働きが悪くなるとむくみやすくなる

腎臓の働きが悪くなるとむくみやすくなる

腎臓で老廃物は濾過され、尿として流されます。また腎臓は体内の水分量を調整する働きがありますが、水をためこむ性質がある砂糖や塩分を摂りすぎると余分な水分が体外に排出しきれずむくみに。その状態が長く続くと、代謝が悪くなり、セルライトの原因にもなります。

肝臓の分解能力を超えると内臓脂肪が蓄積

肝臓の分解能力を超えると内臓脂肪が蓄積

食べ物に含まれる脂質は、肝臓で分泌する「胆汁」で分解されます。中性脂肪が多すぎて肝臓の分解能力を超えると、内臓に脂肪がたまってしまいます。肝臓にはアルコール、アンモニアなどの有害物質を分解して、毒性の低い物質にして腎臓や胆のうに送る役割もあります。

大腸の動きが鈍くなると皮下脂肪がたまりやすく

大腸の動きが鈍くなると皮下脂肪がたまりやすく

大腸は不要物を便として排泄しますが、腸内環境が乱れて機能が衰えると便秘になります。すると、便が腐敗して体中に毒素が回り、肌荒れやぽっこりお腹の原因に。また大腸は皮下脂肪のすぐ下にあるため、動きが鈍くなると皮下脂肪がたまりやすくなります。

生活習慣の乱れが腎臓や肝臓の機能を弱める

腎臓は血液を弱アルカリ性に保つ働きがあります。ところがここ30年、日本人の尿はどんどん酸性に傾いているのだとか。尿の酸性が強いほど、腎不全や痛風、メタボリック症候群などのリスクが上昇。血液が酸性に傾きやすい加工食品、砂糖類、人工塩、タンパク質の摂りすぎに注意してください。

またお酒を飲まなくても、生活習慣の乱れやストレスが原因で中性脂肪が肝臓に蓄積する「非アルコール性脂肪性肝炎」という病気になります。この病気は代謝が落ちて太りやすくなり、進行すると肝硬変やガンに。お酒を飲まない人も油断できません。

極端な糖質制限は大腸に負担をかける

大腸の環境を整えるのは乳酸菌などの善玉菌。善玉菌が増えれば病原体や細菌類を体外に排泄でき、感染症やガン予防にもつながります。善玉菌を増やすためには極端な炭水化物オフはNG。ごはん、野菜、発酵食品をしっかり摂って、腸内環境を整えましょう。

このように肝臓、腎臓、大腸の働きを高めるには、日々の食生活や生活習慣がとても大切。目で見えない部分ですが、日々、自分の健康を支えてくれる大事な3つの臓器をいたわる気持ちを忘れないでください。

イラスト/植松しんこ、ふじわらなおこ
(からだにいいこと2018年4月号より)

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