全身解毒でヤセやすくなる!「肝臓ポンピング」
人体最大の解毒器官といわれる肝臓。元気な肝臓なら代謝も良く、体脂肪をスームズに分解できます。 ところが多くの現代人の肝臓は、ストレスや不摂生でお疲れ気味。 「肝臓ポンピング」で肝臓を活性化して解毒力をパワーアップ!お腹太りを撃退しちゃいましょう。
目次
疲労肝が元気になれば、健康にヤセられる
肝臓は、体内のゴミ処理場!?
肝臓には、アルコールや食品添加物、薬、細菌などを分解して「無毒化」するゴミ処理場のようなはたらき=「解毒作用」があります。肝臓が元気なら、「無毒化」された老廃物は尿や便とともにきちんと体外に排泄。全身の血流がよくなり、ヤセやすい体質になります。また、肝臓には脂肪を分解する胆汁をつくるはたらきも。
肝臓が元気なら、肌もキレイ
肝臓が元気にはたらくと、肌のターンオーバーが正常になりシミを改善。血流も良くなって肌の乾燥や肌荒れ、目の下のクマ予防にも効果が!さらに、髪や爪にも栄養が行き渡って若々しさをキープしてくれます。
肝臓が疲れると、老廃物が渋滞して太りやすくなる!
飲酒・睡眠不足・ストレスなどの負担が、肝臓疲労の原因。肝臓が疲れていると解毒能力が低下し、毒まじりの血液が全身をめぐり、体内に老廃物がたまりがちに。すると代謝が落ちて、太りやすいからだになります。また、肝臓が弱ることで、脂肪もためこみやすくなります。
「肝臓ポンピング」で、肝臓を元気に!
肝臓はからだの外から触って活性化できる臓器。そこで、高林孝光さん考案の「肝臓ポンピング」で肝臓の元気を取り戻して。
全身の細胞が活性化し、血液がサラサラになって血流を促進!老廃物が排出されて便秘も解消します。内臓脂肪が落ちて、お腹まわりがスッキリしますよ。
「肝臓ポンピング」のやり方
まずやさしくさすって肝臓に血液を集め、なでまわして血液を温めて。最後にポンピングで全身に血液を送りんで肝臓の疲れを回復させます。
1~3のステップを1セットとして、1日おきに行いましょう。毎日行うと、弱った肝臓がさらに疲れてしまうので要注意!
肝臓がある右の肋骨のきわに右手を当てる。心地いいと感じる強さで、20秒間左右にさする。皮ふを強くこすると炎症を起こすことがあるので、やさしくさすって。
1の状態のまま、右手の人さし指から小指までの4本の指を使い、30秒くるくるとなでまわす。血液を温めるイメージで。
両手を組み、右の肋骨の下半分をはさむ。
組んだ手のひらに力を入れる⇆抜くという、握手のような動きを繰り返す。
肋骨が少し動くくらいの心地いいと感じる強さで10秒間行う。
肝臓は筋肉よりも基礎代謝量が高く、元気にはたらくと全身の代謝がアップ!
「肝臓ポンピング」で24時間脂肪が燃える、ヤセやすいからだを作りましょう。
撮影/神尾典行 モデル/中居さくら
立体イラスト/長谷部真美子
(からだにいいこと2019年7月号より)
[ 監修者 ]