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目元のシワ、たるみ、くすみ、まとめて解消メイク術
シワやたるみ、くすみができやすい目元の悩みは尽きないですよね。 そんな悩みを解消するメイク術をお伝え致します。 目元を引き上げて、目もぱっちり!明日からすぐ実践したくなるコツをご紹介します♪
目次
BBクリームとパウダーの使い方ひとつでこんなに変わる

適当に塗ったベースメイクにパフでパウダーをのせた目元(写真左)は、たるみやカサつきなど、目元の悩みが目立ちますが、BBクリーム指3本塗りの後にブラシでパウダーをのせた目元(写真右)は、肌ツヤが良くなり、明るく!涙袋のたるみも目立たず、目も大きく見えます。
●BBクリームで、目元引き上げ&形状記憶!
目元をカバーしようとベースメイクを厚塗りしてしまうことはありませんか?
それは逆効果になることも。夕方、シワにメイクが落ち込んで、欠点を余計に目立たせてしまうのです。
だから、「時間がたつほど目元の衰えが気になる人は、下地、日焼け止め、肌色調整、ファンデーション機能が1本に凝縮されているBBクリームを使うのがおすすめ」しかも「たるみを引き上げる効果絶大な塗り方があるんです!」とヘアメイクの加藤聖子さん。
「パフではなく、指3本で一気に引き上げるように塗るんです。習慣にすれば、引き上がった肌が形状記憶されるはず。普通の下地やリキッドファンデーションを使っている人も、ぜひこの塗り方を続けてみて。肌が上がったように見えてきますよ」
●仕上げのパウダーにブラシを使わないのは損!
そしてBBクリーム指3本塗りのあとは、パウダーでフィニッシュ。
パウダーの使い方次第で、「目元をさらにリフトアップできる方法があります」
「パウダーをのせる時に、パフやスポンジではなく、ブラシを使うことで厚化粧防止になるんです」
難しいテクは不要、ブラシでサッと顔をなでるだけ。ブラシは毛細血管を刺激して血流を促すので、肌にハリが戻って目元のたるみが上がり、キュッと引き締まります。
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ベースメイクの基本をおさらい!
ベースメイクの正しい色の選び方
引き上げ塗りをする前に、ベースメイクの正しい色の選び方をおさらいしましょう。
肌悩みを隠そうとして自分の肌色と異なる色みを選んでしまうと、肌浮きして逆に欠点を目立たせることに。下のイラストを参考に、自分の肌色にピッタリのものを選びましょう。


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トーンも明るすぎず、暗すぎないものを。自分ではわからない場合は、美容カウンターでアドバイスを受けてみて。
こんな間違った塗り方をしていませんか?
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●とりあえず置き塗り
額、鼻、頬、アゴと、全顔にまず置いてから塗り広げるのはNG。塗り終わる前に乾燥が始まり、ムラに。

●あわて引っぱり塗り
あわてて塗ると、写真のように肌を下に引っぱりがち。雑になって毛穴が目立ち、たるみも上がりません。
「BBクリーム指3本塗り」で目元・額・まぶたをリフトアップ!
それでは、目元、額、まぶたと、パーツ別に引き上げる方法をご紹介します。
目元の引き上げ方法
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BBクリーム(直径5mmの円くらいの量)を薬指の腹にのせ、写真の範囲に軽く広げる。
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薬指、中指、人差し指の3本をぴったりつけ、薬指の腹が目頭のすぐ下にくるように置く。
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圧をかけつつ、こめかみまで一気に引き上げる。2⇔3を数回くり返す。逆側も同様。(顔の下の方も、つけ足して引き上げながら塗る)
額とまぶたの引き上げ方法
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BBクリーム(直径3mmの円くらいの量)を薬指の腹にのせ、写真の範囲に軽く広げる。

人差し指、中指、薬指の腹を使い、眉間から上に向かってのばす。額のすみずみまで、放射線状に指を動かし、なじませて。
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指の腹にBBクリーム(直径1mmの円くらいの量)をのせ、上まぶたに塗る。逆の手で眉を引き上げて塗るとよれない。反対側も同様に。
仕上げのパウダーはブラシを使うのがポイント!
コレがブラシの引き上げ力
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パフを肌に押しあてて粉をのせると、粉がシワの溝に入り込んで欠点を悪目立ちさせます。ブラシは表面にフワッとのせられるので、肌悩みが目立ちません。
また、フサフサの毛先は毛細血管に絶妙な刺激を与えることができ、血流を促進。血の巡りが良くなるとたるみが上がり、くすみも取れますよ。
パフだと粉の量の調整が難しく、1カ所に厚くついて顔が重たく見えがちですが、ブラシなら力を分散させて広範囲に薄くのせられるため、軽く若い仕上がりに。
プチプラのブラシで問題なし!
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高いメイクブラシを買わないといけなのでは……?
「100均のブラシや、パウダー系の化粧品に付属しているミニブラシでも大丈夫。高級品でなくても顔の引き上げ力はパフより上ですから、まずは手近なもので試してみて」
さらに目元引き上げる 「パウダーのブラシ塗り」のやり方
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まず、パウダーの上にブラシを寝かせ、回しながらまんべんなくつける。トントンとブラシの柄を容器の縁でたたいて余分な粉を落とす。
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粉をなじませたブラシを、鉛筆を持つように握る。ブラシを寝かせ、側面を目頭下から鼻筋に沿ってあてる。
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ブラシを寝かせたまま、目頭から目尻、こめかみにかけて一気に引き上げるように動かす。2⇔3を数回繰り返す。
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特にたるみやくすみが気になる部分は、寝かしていたブラシを起こして、さらに数回引き上げるように動かす。逆側も同様に。目元以外の部分も、引き上げながら薄づきに仕上げて。いかがでしたか?
BBクリームででたるみを解消した目元に、さらにブラシを使ってリフトアップ!
これで目元のシワ、たるみ、くすみを取り除いて、若返っちゃいましょう♪
ぜひ試してみてくださいね。
撮影/大瀬智和、福島章公 モデル/戸上亜矢佳 イラストレーター/中村奈々子
(からだにいいこと2017年10月号)