肩・首・腰の疲れに!押すだけで癒える「1分手のひら整体」
コリや痛みを感じやすい肩・首・腰は、“お疲れゾーン”の代表。いつでもどこでも簡単にできる「手のひら整体」なら、コリや痛みを改善できます。 習慣にすると疲れが溜まりづらい快適な体に!
目次
体と対応する「反射区」を押すだけで疲れがとれる!
手のひらには、体の部位と対応する反射区があります。「手のひら整体」独自の反射区は15ヵ所。
どの反射区も骨と骨の間にあって、骨に沿ってまっすぐのライン状。
押すラインが簡単なので覚えやすく、セルフケアにぴったりなのです。
体の部位と対応する反射区
「手のひら整体」は、この体と対応する反射区のラインを押すだけ。例えば、肩の疲れには「肩関節」と「ひじ」のラインを刺激して。
すると体のゆがみが整い、関節や筋肉が動きやすくなり、疲れが和らぎます。効果を実感しやすいのが特長です。
ながらでOK!「1分手のひら整体」基本のやり方
テレビを観ながら、お風呂に入りながら、「こったな~」「痛いな~」と思ったその時その場で押すだけ。いつでも簡単にできます。
親指で押しながら反射区ラインを滑らせる
ラクにしたい部位の反射区に親指を当て、ラインに沿って押しながら滑らせます。親指は動かさず、反対の手を引いたり押し出したりすると、一定の力で刺激できます。
「イタ気持ちいい」くらいを目安に押して。
手のひら側を押すときは… 反対の手を体側に引く
押し当てた親指は動かさず、反対の手(写真では左手)を体に寄せるように手前に引く。
手の側面を押すときは… 反対の手を体側から離す
押し当てた親指は動かさず、反対の手(写真では左手)を体から離すように押し出す。
押す前と後で変化をチェック!
効果を測るためにも、押す前に上体を倒したり腕や首を回して、体の動きや痛み、左右差をチェック。押した後にもう一度同じ動きをして、効果を実感してみて。
肩コリ、四十肩・五十肩に
肩コリや四十肩・五十肩には「肩関節」と「ひじ」ライン。押す前と後に、腕を前から後ろに回し、動きや痛みのチェックを。
1.肩関節ラインを押す
手首の親指側にある出っ張った骨、舟状骨(せんじょうこつ)から、3秒かけて滑らせ5回行う。左手も同様に。
2.ひじラインを押す
親指の下の膨らんだ部分、拇指球(ぼしきゅう)の真ん中にある「ひじ」ライン。短いのでグッグッと優しく押すように右手を5回。左手も同様に。
首のコリや痛みに
首のコリや痛みは、背中の張りも原因。「首」と「背中上部」ラインで疲れ緩和を。押す前に首を左右にひねり、痛みや違和感を確認。
1. 首ラインを押す
人差し指の骨に沿った親指側が「首」ライン。右手から、3秒かけて押しながら滑らせ、5回行う。左手も同様に。
2. 背中上部ラインを押す
薬指と小指の骨の間にあるのが「背中上部」ライン。同じく右手から、5回押しながら滑らせ、左手も同様に。
腰の痛みとだるさ、便秘にも
腰痛や便秘には「骨盤・股関節」「腰」ラインを押して整体。効果チェックは、両足を肩幅に開き、前屈と腰反らしで。
1. 骨盤・股関節ラインを押す
親指にある「骨盤・股関節」ライン。右手から、3秒かけて親指のつけ根から指先に向かって押しながら滑らせる。左手も同様に。
2. 腰ラインを押す
人差し指と中指の骨の間にあるのが「腰」ライン。同じく右手から、5回押しながら滑らせ、左手も同様に。
手のひらと同様に足裏にも反射区はありますが、足は体重がかかるため皮膚が硬く、刺激が伝わりづらい難点が。
その点、柔らかい手のひらは、プロじゃなくても効果が期待できます。今すぐ、試してみて!
撮影/土肥裕司 モデル/佐藤愛子 イラスト/シュクヤフミコ
(からだにいいこと2017年2月号より)
ツボ押しはコリや痛み、不調に効くというイメージが強いかもしれませんが、実は疲労回復にも大いに役立ちます。 たまりきった疲労をなんとかしたい人におすすめの「疲れの特効ツボ」を紹介します。
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