お家で野菜をつくろう!「キッチンガーデン」~ step1土づくり~
社会起業家ジョン・ムーアさんの“笑顔になれる暮らしのヒント”をご紹介します。 オーガニックな暮らしをはじめたいなら、まず自分で本物の食べ物をつくることから。今回から2回にわたって、畑がなくてもA4サイズのスペースさえあればできる「キッチンガーデン」の作り方をご紹介します。
この記事の監修:ジョン・ムーアさん
社会起業家、オーガビッツアンバサダー。英国公認教師、オーガニックフード・ガーデニング教師。英国シェフィールド大学卒業後、教師を経て、電通に入社。その後、パタゴニア日本支社長などを歴任。現在は一般社団法人シーズ オブ ライフ代表理事として活動中。
身近にある容器で気軽にはじめてみよう
さて、今回は本当のオーガニックライフへの大きな一歩となる、自分自身の手で食べ物をつくるプランター「キッチンガーデン」の作り方をお教えしましょう。料理と同じ、良い材料さえ揃えばとても簡単です。
まずは、準備から。プランターはなんでも構いません。プランターの底は穴がなくても大丈夫。ペットボトルやタッパーなど、いらなくなった容器を利用しましょう。
次は、プランターを置くのに一番良い場所を選びましょう。あなたはどこを選びましたか? 自分に都合の良い場所を選んではいませんか? ここで大切なのは、植物の気持ちになることです。植物たちは、一度根をおろすと、そこから動くことはできません。日当たりの良い場所に行ったり、強い風を避けたり、水を飲みに行ったりはできないのです。植物になったつもりで、ここなら住みたいと思える場所を考えてみましょう。よく、プランターをあちこちに移動させる人がいますが、置く場所を決めたら動かさないようにしましょう。植物たちにとって、環境の変化はとてもストレスになります。
さあ、場所を決めたら早速キッチンガーデンのベースとなる土をつくりましょう。
土の作り方
〈はじめるタイミング〉
満月の前後
〈用意するもの〉
・プランター
・霧吹き
・はさみ
・石
・土
・ソイルシードミックス(緑肥)〈クローバー、アルファルファ、そば〉
・落ち葉
オーガニック豆知識
ジョンさんからの一言
ジョンさんがアンバサダーを務めるオーガビッツとは?
orgabits
日本で最も多くのアパレルブランドが参加するオーガニックコットン普及プロジェクト。オーガニックコットン100%にこだわらず10%の商品を100倍の人に届けるという「逆転の発想」で現在約100ブランドが参加。一枚の服を通しておしゃれに参加出来る社会貢献活動としても注目されている。
取材・文/坂田奈菜子
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