ヘスペリジンとは?
みかんにも含まれる
ヘスペリジン=柑橘ポリフェノール
ヘスペリジンは、温州みかんなど柑橘類の果実の皮や袋に含まれる成分です。
紫外線から果実を守るために働くポリフェノールの仲間なので、実よりも皮や小袋に(下記参照)、また、完熟したものよりも未完熟の青い果実に、より高濃度で含まれています。
様々な優れた作用を持つヘスペリジンですが、水に溶けにくく、体内に吸収されにくいのが難点でした。しかし、従来の約10万倍も水に溶けやすい「糖転移ヘスペリジン」が開発されたことで、体内への吸収性が飛躍的にアップ。身近な食品にも活用されるようになりました。
ヘスペリジン含有量の多い柑橘類
品種 | ヘスペリジン含量 (mg/果実100g) |
---|---|
タヒチライム | 351 |
ビロロ | 869 |
ユーレカレモン | 356 |
サンボウカン | 369 |
バレンシアオレンジ | 962 |
モリタネーブル | 642 |
イヨカン | 463 |
シュンコウカン | 761 |
ウンシュウ | 412 |
ポンカン | 594 |
ダンシータンジェリン | 626 |
クレメンティン | 546 |
タチバナ | 328 |
キシュウ | 702 |
シークワサー | 411 |
[Nogata et al., Biosci Biotechnol Biochem,70,178,2006]